ずっと縋り付きっぱなしで
そこから離れられなくて。
自分には、その場所しかないんだと。
その場所から離れてしまうと
自分が自分じゃなくなる気がして。
だから、今まで留まり続けてきた。
でも。
いつまでもこんなんじゃあかんから
離れてみようと、努力した。
けど、それでも無理で。
もう無駄なことすんの、やめよ。
って思ったとき。
知りたくなかった事実、というか
知らないほうが幸せだった事実を
知ってしまった瞬間。
人の心ってこんなにも無になるんや
って思うくらい、何にもなくなった。
心にポッカリ穴が空きました。
自分が今までどれだけ浮かれてたか。
どれだけ自惚れてたかを、実感。
“特別”だと思ってたことは、
ただの“当たり前”だったようです。
勘違いさせないでよ。
期待させないでよ。
とか思うけど。
それは自分が勝手にしてただけ。
所詮、その場所にとってあたしは
住民の一人にすぎないんだよ。
今なら、離れられるかも。
よく思うけど。
その考えに、泣きそうになってしまうのは
やっぱりまだ、その場所が
好き、だからかな。
今日、ただただ楽しくて。
その場所で一緒に過ごせることが
幸せでした。
心から愛しいと思った。
でもその分、やっぱり寂しかった。
きっと、こんなに素敵な時間を
過ごせるのは、最初で最後。
そう思って、
まるでそこに立ってないかのように
遠くからその景色を眺めてました。
そろそろ、なんだと思う。
ずっと拒み続けてきた“その時”は。
いつまでもそこにはいられないから。
離れる準備を始めないと。
ですが。
あたしはその場所が大好きでした。
何よりも、誰よりも。
それはきっと、一生変わらない。
いつか他の場所に移っても。
…
…
さよなら、は
言わないよ。
、