そもそも私は栗が好きではなく、
鬼皮がポコッと剥けるのが楽しいだけ。
母も伯母も栗が大好きで、
渋皮煮も気に入ってくれていたので
毎年せっせと作っていたけれど。
 
コロナ禍で秦野まで栗の調達に行けず、
作っても、手作り品をやたらに人にあげられない世相で
母に届けに行くのもままならず、
去年は一回も作らなかった渋皮煮。
用事で秦野に行った孫①から、
じばさんずで買うものは?とLINEが来たので、
大きい栗があったら、と言うと写真が送られてきた。
 
どう見ても大きくはないし、やたらに安いし、
小さいな、とは思ったけど買ってきてもらった。

アップにすると大きく見えるけど
驚くほど小さい。
 
でも、これを栗ご飯用とかに、鬼皮だけじゃなく
渋皮も剥いて作るのは、絶対に嫌。
栗ご飯、苦手。
渋皮煮にするしかない…。
 
まあ、鬼皮を剥くだけだから、作業は楽。
面倒くさいのはあく抜きと、渋皮に付いたゴミみたいな筋?毛?を栗を崩さないように取り去る作業。
 
私流のやり方だけど、
熱湯につけて少し鬼皮を柔らかくして、剥く。
↓これはほぼ終わりかけの頃。
栗剥き器で鬼皮を剥く。
早生栗なので、中が比較的キレイ。
虫も入ってないし。
栗も中盤過ぎると、虫食いが多くなり、
ぎゃ~!と放り出すこともしばしば。
剥かずに茹で栗で食べてたら…ゾッとする。
食べないけど。
 
剥いた栗を重曹水に漬けて置く。
火にかけると、大量の泡と共に灰汁が出て、湯は真っ赤。
5分くらい茹でたら、冷水をかけると割れるので
直接水が当たらないようにして、丁寧に筋やごみを取り去る。
 
もう一度重曹水であく抜き。
本当は3回重曹のあく抜きをすると教えられたんだけど、
3回やると、かなりの栗がボロボロに崩れてしまうので、
3回目は重曹を抜く感じで、ただの湯で茹でる。
きれいな水に大量の砂糖。
15分くらい煮て、あとは冷めるまで放置。
 
比較的キレイな渋皮煮の出来上がり。
娘と孫②は大好き、孫①は食べない。
もう一回…多分作らないなあ。
ただ、今回母には届けられないから、
母が食べる分だけ、大きくていい栗があったら作ろうかなあ。