前記事で、物はいらないと書いたのは、マジ本心。

 

ああ~子供が小さい頃が良かったなあ。

世間の母の日アピールに押されて、

何かあげたいと思ってもお金がないから、

手作りカーネーションとか、お手紙とか、

お絵かきとか肩叩き券とか作るしかなくて。

そんなのが一番いい。

 

その頃から、物は要らないと思っていたし(誕生日にも)

スキンシップも愛情表現も喜びのリアクションも薄いものだから

嬉しくもないみたいだし何も無くていいか、と思うのか

せめてもの折り紙カーネーションも

「いつもありがとう」のお言葉さえもいただけず、

家事に仕事に追われ終わってしまった母の日に、

「まったく!感謝の一言も無い素晴らしい母の日だこと!」

と、ブチ切れた事も何度かあったっけ。

性格ねじくれてるな~いやなやつ~(笑)

 

女子はけっこうシビアで、夢のあることを言ってはくれないけど、

息子は、

「大人になったらダイヤの指輪をあげるからね、ママ」

と可愛いことを言ってくれて

デパートに行ったりすると、宝石売り場で

「どんなのがいい?これかな~どれかな~」

と、ショーケースを背伸びして覗きこんでいた。

 

「そんなこと言ったって、彼女ができたら

まず彼女に買ってあげちゃうんだから」

と言うと、

「絶対に彼女より先にママにあげるよ」

なんて、可愛いことを言ってくれていた。

 

そんなこと言ってたから、

彼女いない歴39年、ママより先にあげる彼女も無し(笑)

 

今日は母の日よ、とこちらから言うと、

物が欲しい、お礼を言え、とアピールしているようなので、

言葉で言う事はせずに、

夕食の時に、芸能人が婚約記者会見でやるように、

左手の甲を息子に向けて手をひらひらさせてみた。

毎年やっている事なので、何のことかは息子はよくわかってる。

ただ笑って、箸で突っつく素振りをしてきた。

こいつ~~~