≪演劇ライフの演劇ニュースより≫
 
「この上なく狂暴、極めて不毛」と、2007年の演劇界に大きな衝撃を与えた「犯さん哉」のチームが、
性懲りもなく4年振りに再集結!!
タイトル未定の速報時から、今度は何をしてくれるのか!?とファンの心をとらえていた本作!!

今回は古田新太をはじめ、犬山イヌコ大倉孝二入江雅人八十田勇一山西惇、という前回キャストに加え、
八嶋智人平岩紙山路和弘、という、力強くそして異色な豪華キャストが勢揃いする!!

「前作とは異なるアプローチの作品を構想していたハズが、紆余曲折の末、
結局「前作と似たり寄ったりのデタラメを更に徹底的にやる」という最悪の結論に!」
とのことだが、何が起こるか誰にも想像がつかない舞台となること必至!?
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という、前評判やニュースも一切調べずに、
ただ出演者に惹かれて観に行ってきた。
 
休憩もなく、2時間半の長い芝居…といっていいのか、
とにかくハチャメチャで理解不能、
ただただ役者が上手く、アドリブだか台本通りなんだか解らないくらいで笑いっぱなし。
 
各劇団の看板役者たちが集まった、という感じで、豪華~。
内容は、今の原発問題の風刺っぽい感じもするけれど、痛烈に批判するでもなく…。
たまたま目の前が通路の端の席だったんだけど、
ラッキーなことに、役者が時折そこから出てきて、目の前でお芝居してる!
一緒に行って一番端に座っていたMちゃんは、
八嶋智人に思いっきり裏拳で突っ込まれて叩かれていた。
 
メッセージの一杯詰まったシリアスなお芝居もいいけれど、
せっかくの豪華メンバーでこんな馬鹿馬鹿しいことをしてしまう、もったいなさ。
こんなものいいね。