今日はひたすら移動の予定。
車酔いがちょっと心配。
朝食を済ませ、ガイドさんが迎えに来るまで暇なので、
昨日雨のため行けなかった近くの“ちょっとした商店”という所に行ってみた。
人気は無いけど、野菜や果物が外に出ているので、開いてるのかな??と、
こそこそ覗いて、戸を引いてみたら開いた。
「ス!」 (トルコ語で水のこと。簡単なのですぐに覚えた)
と言って1リラ渡すと、0.5リラお釣りが戻ってきた。
やっぱり店で買えば半額だ。
お土産屋などは当然開いていないので、それだけでホテルに戻る。
途中、オバサンとオジサンがヤギをたくさん追いながら歩いていた。
そういえば、昨日の雷の中、ホテルの裏の道を羊が列を成して歩いていたっけ。
牧畜を生業にしているんだなあ。
約束の時間に、大きめのワゴン車でガイドのエルジャンさん(男性)が迎えに来た。
この人が、一番日本語が上手だった。
とにかくひたすら移動の日で、見る所もコンヤに着くまでは何も無い。
途中小さな町で昼食を食べていたら、大型バスが到着して、日本人が入ってきた。
「うわっ!団体が来た!早く行こう!」
急いでお土産屋に回って見ていると、追うように団体客が入ってくる。
ふたりだけののんびり旅な感じを味わっているのに、
日本人の団体に合流すると、どうしてもその一員になった気分がして、落ち着かない。
とにかく団体バスよりは先に出よう、と急いで買い物をして出発!
しかし・・・運転手さんがムラのある運転をする、ってH美はオカンムリ。
突然狂ったようにスピードを出して車を抜き続けたかと思うと、
ガイドさんと話が弾みだすとガクッとスピードが落ちて、
さっきせっかく追い抜いた読売旅行のバスにやすやすと抜かれたりして。
するとまた突然スピードを上げて抜き返したり。
コンヤに着いて、メブラーナ博物館を見学。
道路向かいもお墓だったけど、ここも偉い人のお墓だったとか。
マホメッドのあごひげが透明のケースに展示(見えないけど)されていて、
その空気だけでも吸いたい、と小さな穴が開けてあって、
みんなその穴に鼻を近づけて匂いを嗅ぐような事をしていた。
信仰深いイスラム教徒が、ほんとに大勢本気のお参りに来ていた。
コンヤを出ると、国旗を掲げた割礼式の車列に遭遇。
夏休みに入ったので、一族を招いてやる割礼式を土日に行う人が多いからだとか。
勝手に貰ってきた画像…ごめんなさい
割礼をする男の子はこんな王子様のような格好をします
(漫画情報でかなり詳しく知っていました)
その後シルクロードに入ると、ひたすらまっすぐな道が続く。
「広いな~ほんとに広いな~」 と外の写真を撮ったり、
H美と、た~~~くさんの話をしたり、突然眠ったり…。
いや~、車酔いはしなかったけれど、道のりがあまりにも長いなあ。
ここを飛行機でビューンと行けるようにしてほしいものだ。
ふたつのキャラバンサライに立ち寄ったけれど、
シルクロードの旧道にあった古いままでまだ修復されていない方のキャラバンサライは
そこで休むキャラバン隊が見えるようで、なんか感動したなあ。
夕暮れが近い時間だったからかもしれないけれど。
キャラバンサライは荷を積んでシルクロードを旅するキャラバン隊が、
山賊に襲われる事件が多発したため、
安心して夜休めるように、高い壁で囲い、兵士に護衛をさせた施設を国が作った物だそうだ。
カッパドキアが近づいてきた。
山を越えたと思ったら、来た来た来た!
変な形の岩が~~~。
おおお~まだ始まりなんだろうけど、すごい~~。
かなり走って、レストランに着く頃には真っ暗になっていた。
コースのトルコ料理を食べて、ホテルに送ってもらう。
今晩は洞窟ホテルに宿泊。
天井も低い
本当に岩を掘った物なので、世界遺産に登録されてからは、
新しく掘ることはできなくなったそうだ
ベッドの上にも、天井から落ちてきた砂のようなざらざらがあった
おいおい、って感じ
明日早朝気球ツアー(円高のおかげで14000円くらい)に参加するH美は4時半起き。
そりゃあ参加したほうがいいのは解っているけど、
きっと怖いと叫び続けて周りに迷惑をかけるので、私はホテルでお留守番と決めました。
TVもないし、する事が無いのでおやすみなさい~~。