石灰棚を歩きながら山を下り、麓のパムッカレ村まで行き、
待っていてくれた車に乗り込み、昼食に向かった。
4~5の団体ツアーを受け入れられそうな席数のバイキングのレストラン。
屋根はあるけど、壁が無い。
並んでいる料理にカバーもないし、おいおい、ハエが凄いぞ~。
(カンボジアほどじゃないから、手ではらえばいなくはなるけどね)
 
いろいろ並んではいるけど、なんの料理なのか説明書きもなければ、名前もない。
記憶に残るほど美味しい物もなかったので、パンとフルーツばかり食べた。
 
食後、すぐに宿泊先のPAMホテルに向かうのかと思いきや、
まずは、黒い桑の実を食べるために、寄り道。
それも、誰かさんのウチの脇の桑の木、みたいな所で、
ガイドのゼファさんも、運転手さんまで、まあ~どんどん採って渡してくれる。
 
実は、パムッカレのアンティークプールの近くに桑の木があって、
白い実だけど、美味しいです、と、国立公園内の木なのにどんどん採っちゃって!
他の人が食べないんだからいいんだ、って言うんだけど、
そうなの~??? 
周りの観光客は物珍しそうに見てるし、H美とゼファさんは気にせずパクパク食べてるし、
私はひとりで心配でハラハラしちゃった。
その時に、「ここの木は白い実だけど、後で黒い桑の実も食べさせます」 って言ってた。
その約束の桑の実だったのね~。
白い実の時は大丈夫だったけど、黒い実を食べたら、指先が濃い紫色に染まってた。
 
そして、もう一つの色の違う(鉄分を含むから)石灰を含んだ温泉の湧く所に寄った。
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               56度あるから、熱いよ~、って触ってるところを写真に撮る、と順番待ちしている間
 
ここのお土産売り場(屋外のテントの店)に、ちょっと安そうで大量に買っておけばよかった、と
後で思ったものがいろいろおいてあったんだけど、
ガイドさんがオジサンなので、買い物やお土産には興味も無いらしく、
見ますか?とかも言われなかったので、素通りしてしまい、残念。
結局、『パムッカレ』と書かれたお土産(マグネットとか)がひとつも無い…。
 
スパホテルに送り届けてもらい、ガイドのゼファさんとはお別れ。
部屋に案内されて、荷物を置いて、ふ~っと落ち着きベッドに横になると、
すぐに温泉プールに行くと言っていたH美は、
まだ陽射しが強すぎる、とむにゃむにゃ言いながら、なんと、寝てしまった。
まあねえ、今日はほとんど歩いていたんだし、疲れたよ。
 
でも、私はなぜか眠くはなくて、荷物整理をしながら、またまた解らないトルコ語のTV。
それも1時間以上見ていると、解らないので飽きてくる。
5時近くになったので、「そろそろプールに行こうよ」 とH美を起こして、
水着に着替えて部屋から直接プールに向かう。
注意書きも何も無かったけれど、ホテルの作りからしてそれでいい、とH美が言うので…。
頼もしい~~~。
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鉄分を含んだ石灰入りの温泉
この真下に、屋内の温泉がある。
温泉なのに帽子をかぶれ、とスイミングキャップを買わされる。
 
石灰棚を模して作った物だと思うけど、底には石灰のドロドロがある。
本当に肌にいいの?って思ったけど、みんな顔に泥パックのように塗ったりしている。
私たちがプールに行った時間はほとんど人がいなくて、貸切のような状態。
 
そこに、どうも日本人らしき女性とその子供らしき二人の女の子。
「日本人ですか?」 と声をかけられ、温泉に出たり入ったりしながらのおしゃべりタイムに。
子供たちは双子で保育園の年長さん。
パパは日本でお仕事、ママが二人を連れて、23泊の節約トルコ旅行中なんだって。
すごいパワフル~~~。
 
そんな話をしているうちに、ゴロゴロと雷鳴が…。
空が真っ暗、っていうほどではないのに、ピカピカゴロゴロ、雨も降ってきた。
これは危険、と屋内の温泉に移動し、おしゃべりの続き。
その奥さんと話をしていない方が子供と遊ぶ、という暗黙のルールができていた(笑)
日本語に飢えていた、って言ってたなあ。
 
彼女はパムッカレ村に滞在していて、バスでこの温泉ホテルまで来ているそうで、
ホテルを出てすぐの所に、ちょっとした町があってお店もある、と聞いたので、
行ってみようか、とプールから出て彼女たちとはお別れ。
 
しかし!
雷がおさまっても、雨が止まない! しかも土砂降り。
雨はこの時期特に少ない、って聞いたのに、なんじゃ~?
結局、町に出ることもできず、またまたバイキングの夕食を食べ、
夜10時からプールサイドで行われる予定だったベリーダンスも雨のためか中止。
盛り上がりますよ~、と↑彼女に聞いたので楽しみにしていたのに。
 
夕食時、日本の団体ツアーが3つくらい一緒なのに気付いた。
もちろん、日本人だけではなく、各国の旅行者が一緒。
ほんとに大量のツアー客を受け入れられるホテルなんだなあ。
なので、食事の味は、それなり。
そういう時は、無難なサラダとフルーツ三昧。
料理ももちろん食べたけど、やっぱりなんなのか解らない。
味オンチなだけかなあ。
 
外には出られず、売店も無く、することも無いので、シャワーを浴びて就寝。
明日はカッパドキアに向けて、ただひたすら車での移動。
酔わないか心配だなあ。