時差の関係で早朝から目が覚めてしまい、
7時からと言われた朝食の時間を待ちわびて、早々にホテルのレストランに入った。
 
特に変わった物もないけれど、パンが美味しい~。
バケットが、外がカリカリで中はほ~んとにふわっふわ。
炭水化物系はそんなに欲しないほうなんだけど、
トルコでは、けっこうな量のパンを毎回食べたなあ。
 
9時半にロビーで今日のガイドさんと待ち合わせ。
私とH美の他に、一人旅の女性が一緒で3人での市内観光らしい。
やって来たのは、美人の女性。
結婚していてお嬢さんがひとり居るという、35歳の日本語ガイドさん。
 
公式ガイドさんはみんな国家試験に合格していて、
許可証のような写真入りのIDを首から下げている。
観光客が入場料を払うような場所でも、ガイドさんはもちろん無料なんだって。
 
イスタンブールは旧市街地と新市街地という地区に分かれていて、
街の雰囲気はまったく違うようだ。
私たちの泊まるホテルは旧市街地にあったので、観光名所がすぐ近く。
グランドバザールにも、ブルーモスクにも歩いていける。
 
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                         ブルーモスクの内部。
 
実際のお祈りにも使われているようで、観光客とは入り口も居る所も違うんだって。
90%以上がイスラム教徒の国なので、とても詳しく説明してくれた。
各国語のガイドの説明が入り乱れ飛び交っている。
すごい人。
 
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            地下宮殿と呼ばれる、かつてはちゃんと使われていた貯水池。
 
奥にある、柱の下の台座に使われている「逆さメドゥーサ」が有名。
ここは是非見たかったけどコースには入っていなくて、
ガイドさんが、「見たいですか?」と言ってくれたので、「はい!!」と言うと、
時間があるし、と連れて行ってくれた。
観光用にライトアップされていて、幻想的でステキ。
暗いところは嫌いなはずなんだけど、なぜか、穴系が好きな私。
 
ここに入った時には雲が広がってきたな~くらいの感じだったのに、(朝は超青空!)
出ようとしたら外は土砂降りの大雨。
まさかと思って、折りたたみ傘はホテルに置いてきちゃったよ~~。
外で今が商売時とばかりに、ビニール傘を抱えた男の子が売りに走っている。
ガイドさんが2本買ってくれて、二人ずつで相合傘でグランドバザールを目指し歩く。
 
途中、一番レートがいいという両替屋でやっとトルコリラをゲット。
ドルも日本円も少し残して両替。
これで買い物ができるぞ~。
 
このガイドさんは、「お土産にはちゃんとした物を買ってほしい」という思いからだと思うけど、
ここなら間違いない本物が買える、というお店3軒を紹介され連れて行かれた。
そして、グランドバザールではあまり買わないように、と注意された。
一人旅の彼女は買わなかったけれど、
一軒目のお菓子と石鹸の店では大量に買い込んで、(他で探すのも面倒だと思ったし)
持てないので後で取りに来る、と預かってもらった。
 
後になってよく考えたら、ちゃんと包装されたお菓子はともかく、
石鹸なんかは、グランドバザールの安い物とどれだけ品質が違うのかなあ~。
たぶんけっこう高かったんだろうし…。
 
雨もほとんど止んで、お勧めのハマム(トルコ風呂)の場所を教えてもらいグランドバザールへ。
と、まず彼女の知り合いの店、というトルコ石のお店に。
12月生まれの誕生石はトルコ石でしょう。
私を含め長女、次女の誕生月は12月。
トルコに来てトルコ石(いい物じゃなくていいんです)を買わない手は無いでしょう、
ってなモンで話は聞いたけど、やっぱり本物は高い~~。
でも目利きでもないので、バザールの中でぼったくられるのも癪だし。
ちょっと(いや、かなり)ケチって、
台・チェーンはシルバーで、ペンダントとピアスのセットを二人で分ければ、ってことにした。
だけど、ケチったのが失敗で、二人とも金属アレルギーなので、
安い、シルバーや18金でもダメだったんだ~。
そして、自分へのトルコ石は買う気も失せて、買わなかった~。
(どうせ帰国までには、まがい物でも買う機会はたくさんあると思って)
 
グランドバザールでは買ってはダメ、声をかけられても話はしない、と注意を受けて、
「20分間にここで」と、ガイドさんと分かれ、二人で中を歩いてみた。
そんな風に言われると、店の人は悪いぼったくりばかりに見えてくる。
「オチマシタ」 とか、スリの手口みたいな声かけもしてくるし。
誰が教えたのか、「ワタシ、ボッタクリ」 なんて言っちゃってる人もいるし。
 
買うな、とは言われたけど、安いじゃ~ん。
やたらに配るお土産は、数がいるのよ。
 
英語は通じないとガイドブックには書かれているけど、
お店の人は、商売のための英語くらいは通じる。
お互いの片言英語で、私はマグネット、H美は小さいポーチなんかをいくつか買った。
二人とも値切り交渉が超苦手なのに、ちょっとだけ値切ってみたりもして。
 
ガイドさんと合流して、ここでツアーとしての案内は終わりなので、一人旅の彼女とは分かれ、
サービスでエジプシャンバザールまで連れて行ってくれるというので、
トラム(路面電車)のチケットの買い方を教えてもらって一緒にガラタ橋方面に向かった。
サービス、が曲者で、案の定またまた彼女の知り合いのお店に連れて行かれたけど、
パシュミナも高いし、何も買わず、チャイをご馳走になっただけで出てきてしまった。
ガイドさんとはそこで別れ、あとは二人だけのフリータイム~~。
 
エジプシャンバザールで、少し細かいお土産を買って、
昼ご飯の時間なのでとりあえずサバサンド食べるか、と売り場に向かう。
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                               サバサンドを作って、売っている船
 
この舟の中に大きな鉄板があってどんどん塩サバを焼き、
開いたパンに玉ねぎやレタスなどとサバを挟んで、おじさんが渡してくれる。
4トルコリラ。 
1リラは60円弱なので、230円くらいかな。
すぐ近くから観光船が出るので、大きな船が動き出すと、サバサンド屋の船は驚くほど揺れる。
あの中で火を使ってサバ焼いてるんだよな~と心配になるくらい。
 
さて、食事も済んで、お奨めのボスポラス海峡のクルージングに行きますか。
 
後半に続く…。
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食べかけのサバサンド