ドラマ先行で知った『砂時計』。
昼ドラだったので、蕎麦屋の仕事が入っている時は見れず、
飛び飛びで見ても(だいたいの所は解ったけど)面白かったので、
ぜひぜひ原作を読んでみたい、と思っていた。

1週間くらい前に長女がGBAのソフト「Dr.マリオ」をネットで探していた時、
(多分孫①が私のDSに挿してあったカセットを、ポイ~と無くしてしまったから)
「ああそうだ、『砂時計』無いかなあ。読みたいんだよね」と呟くと、
長女は必死で安くて全巻揃う中古本サイト、しかもDr.マリオもある所を探し出した。

  話はそれるけど、あれだけ人気だったゲームボーイアドバンス、
  DS、DSライトが出たとたんまったくソフトも出ず、
  そんなのあったの?状態なのね。
  私はゲームボーイミクロを買ってしまったので、もっと肩身が狭い。
  ミクロ用のソフトなんて、まったく売ってないし、本体だって見たことも無い。
  アドバンスのソフトは使えるんだけど、それも売ってない、中古も見ない…。
  ファミコン時代からDr.マリオがとにかく大好きで、
  できたらDSで出してほしいくらいなんだけど…ハードが高性能だから、
  ちゃちいゲームは扱ってくれないのよね。
  中古ソフトを見つけて買ったけど、いそいそやってみたら…壊れていた。
  即返品。
  でも他に在庫が無いので返金扱い…うえ~ん。

そんなこんなで注文した翌日には砂時計が全巻届き、
実はとても読みたかった長女は一晩で一気に読んでしまった。
そして壊れていたゲームソフトに無駄な時間を費やした私は
長女に遅れること3日、読み始めて2日で一気に読破。
(ってほどの量じゃないです…。全10巻、元の話は8巻までなんで)

よかったぞっ!

ドラマにあった泥~な部分はドラマオリジナルだったらしく、
ドラマには無かった“超純愛ではない部分”がちゃんとあって、
―だろ~、やることはやってたんだ、よしよし―
と、変な納得をしてしまった。

主人公は、12歳で両親の離婚、母の自殺、という重荷を負って、
それでも明るく強く生きていく(強くならねば、なのかも…)んだけど、
自殺しに出かけていく母に「いってらっしゃい」と言ってしまった自分を責めたり、
大人になって頑張りすぎて、自分も母のようになっていることに気づいた辺りは、
心理描写がリアルですごすぎて…震えてしまった。

今なお鬱から抜け出せ切れないT子のこと、死んでしまったS子のこと…
いろいろな思いが一気に押し寄せて…泣けてきた。

ただの純愛恋愛漫画ではなく、読み応えがある作品だと思います。