悪夢のルール無用の写真タイムがよく解らないうちに終わり、
スタッフが、クイズタイムです!と呼びかけ、場所を移動した。
(ったって、駐車場に上がる道を挟んだ向こう側の広場、
広場ったって、人が踏んで歩くから草が生えてない程度の草むら!)
おしゃれな服に身を包み、
BBQの熱で流れた化粧を、短い写真タイムのために
あっという間に美しく直した若い娘達が、ずらっと並ぶ。
その草むらとな~んて不似合い!

そこにアンプとスピーカーが置かれていて、
メンバーが、○×クイズを出して、勝ち残った人には
メンバー自ら選んで買ってきた品物をプレゼントしてくれるということ!
俄然張り切る女子達。
「健太君は以前ヤンキーだった」とか、
けっこう当たり前に解る、けど内輪でウケる内容のクイズで、
間に、「たかゆきは昔岩だった」とか、変な問題もあった。
○に行った人に、「貴之は一応人間だろ!」と突込みがあったような・・・。
細かくは覚えていないけれど、
一気に人数が減った問題が、
「良太の体重は今、65キロ以上である」。
ほとんどの人が「そりゃ当たり前でしょう~」みたいに○に行き、
「正解は×!」と発表された時は、
みんなが「えええええ~~~????」と言ったほど意外だった。
「俺ってそんなにデブだと思われてる?」とがっかりしていた良太。
でも、当時良太は可愛いけど顔がプクプク。
身長がある分、どうみても65キロはあるだろうと思われても仕方ない状態だったよ。
良太は顔が丸くなって太って見える体質なんだよね。
同じ兄弟でも、どんどんげっそりしていく健太と、なんて違うの?

ほとんどの人、ではなくて、全員が○にしてしまったのかもしれない。
なんか正解者が居なくなって、
「ではその前の会の正解者戻って」とスタッフが言ったら大ブーイングが起こって、
「普通やり直しでしょう~!もうごちゃごちゃで解らない!」という意見が。
なるほどなるほど、当たり前よね。
そこで確か初めから仕切りなおしになったような気がする。
賞品は、メンバー一人がひとつ買ってきたんだったかな~。
誰か(貴之だったかな?)のはエプロンだった。
あっちゃんは写真立て?
当たらなかったから全~然覚えてないや。

そして、「ではミニライブをやります」、との案内で、
クイズをやった原っぱで、バラけていた女子達は
「もっと前に来て~、このロープまでいいよ」と
工事の黒黄のしましまロープまで近づいて体育座りをした。
座れない人は後ろの人の邪魔にならないように脇や後ろの方に立つ、
相変わらず、お行儀のいいラブソのファン。

どの曲を全部で何曲歌ったのか、詳しくは覚えていないけど、
その日初披露だったのか、2回目だったか、
「Change my mind」を歌ったのは覚えてる。
改めて言うけど、彼らは着替えたわけじゃないから、
甚平に雪駄。
貴之と健太は頭にタオルも巻いて、
横に川が流れる草むらで、丹沢山景をバックに、
ライトならぬ真夏の太陽をがんがんに浴びて、
歌うはラブソのバラード!
合わね~~~~!!
それでも、やっぱりステキ!

しかし・・・。
一曲歌ったあたりだったか、健太の様子がおかしい。
顔色が異様に悪いし、
時々後ろを向いて、うえっ、うえっ、とえづいている。
そして、ついに歌えなくなって(当たり前だっての!)
「ちょっと待ってて」と言い残し、
健太が駐車場の方に走っていって居なくなった。

「どうしちゃったんでしょうね、健太君すごい汗だったから・・・」
とか、あっちゃんが主にトークで繋いでいたような・・・。
なんだかんだ言いつつ待っているとしばらくして
涙目になった健太が戻ってきた。

あ、吐いてきたんだな~、ってすぐにわかった。
超汗っかきの健太、
異常な暑さに、日光直撃、水分不足のうえ、何も食べてない。
熱中症になってしまったんだ。

でも、健太、さすがプロ!さすがリーダー!
戻ってきてから、また、ちゃんと歌った。
えらい!

そのミニライブでイベントは全て終了。
メンバーも退場、私達はみんなバスに向けて歩き出した。
バスに乗り込んで、後は帰るだけだ~とまったりした瞬間、
げげげ!
我が家はすぐ近くなのに、いったん東京駅に戻らなくてはいけない事に気がついた!
夫に迎えに来てもらおうか・・・
あああああ!!!
車は渋谷に乗って行って置いてあるんだった~!!
(T_T)

仕方ない、東京駅まで帰るんだ~、我が家のそばをすり抜けて~
もう楽しい事は何も無いのに~(号泣)
覚悟を決めたら、バスが走り出した。
すると、先頭の1号車から歓声が。
あれ?
見ると、帰り道の川を渡るあたりにメンバーが両脇に二人ずつに分かれて
バスの見送りをしてくれてる!
みんな窓から落ちそうに身を乗り出して握手をしようと手を伸ばしたり、
ありがとう!さようなら!楽しかった!と
口々に叫んで手を振ってる。
みんな、お目当てのメンバーが見える側に席を代わったり
片側に寄りまくったり。
バスがいやに横揺れしたのはそのせいだったりして?
(んなわけないじゃん!あまりにも道がダサいからに決まってる)

その帰り道、隣の並びに座っていたおねえさんと
少し話をして親しくなった。
名前は聞かなかったけど、私達は「おねえさん」と呼んで、
その後のライブ会場で見かけると、手を振ったり声をかけたりするようになった。
思いもよらずファンのお友達ができたのは大収穫。
古くからのファンの中に入っていって話しかける勇気はなかったもの。

帰りのバスでは、暑さでみんなぐったり。
ほとんどの人が眠っていた。
首都高はめちゃめちゃ混むし、バスには酔ってくるし、
渋谷駅の脇を通る時はほとんど動いていない状態だったので、
「ここで降ろしてくれ~」とつぶやいたほどだった。

いろいろな事があって、たいへん思い出深い、
今となっては、参加してよかった~、という大イベントでした。

その後送られてきた記念のビデオが二本、
一度見たきりで、ビデオラックに鎮座ましましています。
たまには見直してみようかな~。
涙出ちゃうかも・・・。(T_T)

    〈完結〉