ずっと、僕は忘れていた
右側の“心臓”のこと
そして、いつかその意味を知る時間が来ることも
きっと、君は解っていた
君側の“心臓”のこと
それは、時計じかようにゆっくりと止まった
チクタク…チクタク…
淡い眠り、記憶の森で
君の声が胸に犇めく
青い鳥は瞳を巣立ち
小さな羽だけを残して、消えた
きっと、僕は気付いていた
右側の“心臓”のこと
それは、本来1つの2人だけの“音色”
時間が離れていく、僕だけを残して
瞬きの数、星に願いを…
音を立てて崩れた、積み木遊びのように
重ねたステレオの鼓動
もう聴こえなくて、また巻き戻して
君の五線譜に続きを描く
散らばる君の欠片を拾い集める僕は
ヘンゼルとグレーテルみたいに光を辿る
季節が流れていく、君だけを残して
瞬きの数、星に願いを…
音を立てて崩れた、積み木遊びのように
重ねたステレオの鼓動
もう聴こえなくて、また巻き戻して
君の五線譜に続きを描く
青い鳥は瞳を巣立ち、空へ消えた
中古か譲ってくれる人いないかなー。