れぺぜんぽっぷみゅーじっく ふろむとーきょーじゃぱん | ☆叶わない僕の願い事☆

☆叶わない僕の願い事☆

毎日、ねむいよね。

 

 赤を塗って

 

泣きたい時にいつだって 夕暮れ時だとは限らない
大体いつも一人だけ 浮いているような気がする
ガラスの靴も履けなければ 悲劇のヒロインにもなりきれず
村人AかBあたり か弱いセリフなんてない

チヤホヤされたいわけではない
ただ一人だけでいい
大切にされているという 実感が欲しいの


寂しいなんて 言わないから
二人でいるときは 私だけを見て
追いかけないし 待ってるから 別れ際にせめて キスくらいはして
会いたいなんて 言えないから
こっちが消えてしまおうと思うけど
「会いたい」なんて気まぐれで 村人A は また期待しちゃう
ため息を一つ つきながら
口許 赤を塗って


幸せじゃないけど 不幸でもない
実は今に浸っている
本当のところ 主人公と思っちゃってるの


 寂しいなんて 言わないから
二人でいるときは 私だけを見て
追いかけないし 待ってるから 別れ際にせめて キスくらいはして
会いたいなんて 言えないから
こっちが消えてしまおうと思うけど
「会いたい」なんて気まぐれで 村人A は 主人公になる
ため息を一つ つきながら
指先使って たまには気のない フリとかしちゃって

夕暮れ時なら 涙を浮かべて
もう少し このままでいいかと 笑う
笑えてるうちは まだこっちのもんだ
強気に 赤を塗って