漢方はのどごし | 猫のしもべ めーのブログ

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現在19歳で腎不全(2004年10月26日)と甲状腺機能亢進症のお嬢様と下僕の務めていた会社の倉庫で生まれた兄弟モカとこはく(2017年12月4日、19日)と友人が保護してうちに来た胡桃(2022年9月11日)の日常です。
うちのヒーローなつとくーーはお空に転勤しました。

前回、うちのお嬢様あきが 今現在とても輸液に関して協力的であると書きましたが、こうなるまで本当に大変でしたよ、お互いに。

 

腎不全と診断されて、あきがシャーシャーで触れないからということで退院した日から、家での輸液が始まりました。

 

はじめのうちは嫌がる母に保定してもらって、輸液をしていました。

すぐにあきが母や私を見るだけで

「あ!また嫌な事されるのかな。」とわかるくらい緊張して、

逃げるようになってしまたんです。

 

あきに関わる人間を見て、あきが余計なストレスを感じるのも

良くないし、どうしたものかと頭を抱えていました。

 

ある時あきにブラッシングをしていた時に、本にゃんはゴロゴロで
超リラックスしています。この時、ふと 背中の肉?皮?を

輸液の時みたいにつまんでみたら、つまんでいることを

気にしないんです。

それで もしかしてこの状態なら、私一人でも、輸液できるかも!!

これが一人で輸液する始まりでした。

 

あきに関わる人間の1人ぐらい、あきの味方でないとね。

 

朝 会社に行く2~3時間前に起きて、お嬢様のご機嫌取りです。

輸液の準備をして、足の間あきを挟んで、ブラッシングをして

落ち着いたところで、輸液 投薬。

しかし、これだんだん私がが寝坊するようになってしまったんです。

(私 夜型人間なんで、朝弱いんです)

そしてあきも、だんだん察してきて、私が部屋に入るだけで、

部屋の隅 人が入れないような場所に逃げ込むようになりました。

 

輸液や投薬が満足にできない日も多々ありましたが、

1つだけルールを決めていました。

それは、あきが嫌がるから、今日は輸液、投薬ができないではなく、

終わりを宣言するのは、私。

どうゆうことかというと、例えば あきが隅のスペースに

入ってしまったから、私ができないとやめてしまうと、

あきが「ここに逃げたら、嫌な事されない。」って覚えて、

毎回そこに逃げ込むことになります。

なので、私もどうにかして、逃げこむあきを 

文字どおり引きづり出します。

どこに逃げても、逃げ場はなく輸液と投薬はされるのだということを

あきに覚えてほしいから。

文字通り 引きづりだして、興奮状態でとても輸液や投薬のできる状態ではない場合は、私があきに「今はしない」といって

、しばらく時間を置き、再びあきとの闘いが始まります。

 

このやり方は いいやり方では、ありません。
そして お互いに心身ともに疲れ切った頃、新たな方法を考えました。

 

それが、あきが嫌な事をされているのだから、その間 少しでも好きな事をしてあげようです。

そして変に思われるかもしれませんが、あきに薬の1つ1つを 目の前に出して、薬の説明をして飲ませました。

 

新たに 椅子の上を 輸液の場所と決めて、そこにあきを置いて、

まず、大好きだよと言って抱きしめます。
それから片手での輸液。

最初は大変でしたけど、慣れますね。
輸液中、マッサージとか目を隠すように手を当てると、今までとは大違いで、とても落ち着いて輸液されるように変わりました。

そして輸液中のあきをほめちぎります。

 

投薬するときは、ブラッシングもしています。

(投薬 → ブラシング → 投薬 → ブラッシング という具合)

今では、輸液よりも投薬の方を嫌がります。

 

まあ、人間用のタンポポ茶、とっても苦いんですよ~

実は、私は苦くて飲めません。

それを、もう1つ薬を混ぜて飲ませるんですからね、

嫌がりますよ。

私があきなら、毎回 絶対に思いっきり かみついているでしょうね。

 

少量を口に入れると その薬を味わうようになるので、

ちょっとだけ多く ごくんって飲めるぐらいの1口を 心がけているんですけど これがちょっと難しいですよ~

でも、最近ちょっとあきと私で息があってきているようです。

あきには

「漢方はのどごしよ。ビールと同じ。のどごしで飲んだら、苦くないからね」と 言っています。

 

これを理解しているかどうかは わかりませんが、とても上手にゴクゴクと飲めるようになってきています。

 

         投薬を嫌がって、フリースで巻かれたあき

 

最後までお読みいただき ありがとうございます。