こども漢方

こども漢方

漢方アドバイザー/漢方認定講師
7歳2歳児の母。
漢方の知恵を子育てや暮らしに役立てると楽しい!
漢方は生きることのすべて
薬だけじゃない漢方のたのしさをお届け。

 

漢方で子育てをしてる私ですが、

甥っ子も実は漢方っこです。

 

 

我が子は、お腹痛いとか、風邪ひいたとかで

漢方薬を飲むことはあるのですが、

 

甥っ子はアレルギー体質ショック

 

正月くらいから花粉も感じていたようでした。

 

一日一日と、春が近づくに連れて、

鼻水だけでなく目もかゆくてつらくなったそうで、

 

「なにかない?」

 

と、

相談を受けました。

 

 

花粉症で有名な漢方薬は
小青竜湯(しょうせいりゅとう)などがありますが

 

いちばん気になるのが、‟目のかゆみ”ということだったので、

 

今回は

 

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)を飲んでもらいました。

 

 

似たような名前で
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)という漢方もあるのですが、

 

柴胡桂枝湯よりも温める力が強い

柴胡桂枝乾姜湯にしました。

 

 

で、

たまたま手元にある漢方薬が錠剤だったので

 

離乳食用のすりこ木でつぶして

お湯で溶かしましたよ。

 

 

漢方薬は

柴胡桂枝乾姜湯 という名前の通り

 

もともと湯=液体なんです。

 

なので出来るだけ

液体にして飲むようにしてます。

 

あの、漢方薬独特のにおいや味も身体を元気にする一部なので

なるべく水で飲み込むのではなく、

 

お湯で溶かしてあたたかいまま飲むことで

本来の漢方薬らしく飲んでます。

 

 

で、

甥っ子もそのようにして夜に飲んだわけですが、

翌朝になってかゆいのがなくなったようで、

 

「また同じやつちょうだい」

 

と、

漢方のおかわりリクエストがあるほどびっくりマーク

 

花粉の季節はこれで乗り切ることになりそうですニコニコ

 

 

また、漢方薬は眠くなる成分が一切ないので、

授業中に眠くなることもないですよ。

 

それに、

花粉症の薬、風邪の薬、お腹の薬…

みたいに

 

〇〇の薬というわけではないので、

 

1つの漢方薬で色々対処できるのもいいです。

 

風邪の薬で有名な

「葛根湯」も肩こりや頭痛など他の症状にも対応できます。

 

 

自分にあった漢方薬を1つか2つ知って常備しておくとすごく便利ですねニコニコ

 

 

 

顆粒のタイプは、すりこ木しなくてもそのまま溶かせばいいので楽です

 

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今回はこちらの漢方薬を使いました
JPSさんのは味が好きなので我が家はこちらを常備。

 

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猫しっぽ あとがき 猫あたま

 

わたしのマイ漢方が柴胡桂枝乾姜湯なのですが、

本当にだいたいなんでもこれで治してます。

 

風邪ひいても、お腹痛くても、ちょっと胃が痛いとか、

なんとなく不調みたいなのも、とりあえず一服のんでみると

不思議とすーーっと落ち着きますニコニコ

 

 

 

仲良くさせてもらってるのママ友との雑談中に

 

「咳が長引いてつらい」なんてポロリと出てきました。

 

私も、大人になってから咳ぜんそくがでてしまって

咳の辛さは非常に共感。

 

夜なんて寝れなくなるし本当に厄介ですよね。

 

 

病院に行けば咳止めのお薬もらえますが、

お薬で抑えてるだけで、結局治らなくて長引いてしまってることもあります。

 

 

漢方では麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)という漢方薬があるのですが

この漢方薬に使われている生薬(しょうやく)の1つ杏仁(きょうにん)が

咳にいいんです。

 

漢方でいう杏仁(きょうにん)は

あの同じみの杏仁豆腐の杏仁です。

 

正確には、薬用と食用でレベルが違うのですが

食用レベルでも十分対応できます。

 

 

それが「杏仁茶」

 

杏仁の粉を牛乳や豆乳で溶かして甘味を付けたもので、

台湾の屋台の朝ご飯に、揚げパンと一緒に出てくる飲み物です。

 

 

で、この杏仁茶。

 

漢方を勉強し始めてこの方法を知って、

杏仁粉をあちこち探したのですがその当時がどこにもない。

 

あまりになさ過ぎて、

家庭用粉砕機を買って自分で粉にしようかと思うくらいでした。

 

日本には杏仁豆腐のインスタントの粉は出回ってるけど

杏仁粉なかなかなかったんですよね。

 

でも、

最近は日本でも杏仁粉が買えるようになって

自宅で簡単に杏仁茶を作れるようになりました。

 

 

実際に杏仁茶を飲んだママ友からは、

 

本当に収まった!

 

咳がすーっと引いていく!

 

子供が自分で自発的に飲むようになった!

 

と驚きと喜びの声(*^^*)

 

 

本当に良かったです。

 

 

病院、特に小児科は病気もらいやすいですし、

熱はなくて咳だけ…となると、なんとなく行くかどうか躊躇してしまうところ。

 

でも、

自宅で簡単に対応できたら、

 

まずはやってみてダメだったら病院行こうという選択肢が増えます。

 

 

そして、

そういう選択が増えるというのは人生が豊かになるし、

なにより自分の身体の声がきこえるようになってくる。

 

‟お子さんが自主的に飲むようになった”

 

というのも、まさにこれで

お子さん自身が自分の身体の声やサインを受け取れてるからこそ

自主的に選んで飲むようになったんです。

 

そういうのってやっぱり感性が豊かではないとキャッチしずらいので

 

すぐ病院!というだけでなく

自分の身体と向き合う時間というのも作っていくと

感性もどんどん育って、より選択肢のある生き方ができるなと思います。

 

 

杏仁粉、杏仁豆腐も美味しく作れるので

常備しておくと便利ですよ。

 

※杏仁粉を買う時は

北杏仁と南杏仁があるので南杏仁を選ぶようにしてみてくださいね。

 

どちらも食用できますが、

北杏仁には毒性があるので一度にたくさん摂ることができないので

杏仁茶や杏仁豆腐にするのには南杏仁にしておくと安心です。

 

 

おやこ漢方で感性を豊かに♡

 

 

 

 

 

 

 

 

こども漢方について書いてみようと思ったきっかけは、

 

私が普段しているようなことを

 

「おもしろい」「もっと知りたい」という

 

お声を頂くことが増えたからです。

 

 

自分の当たり前が、実は当たり前ではなかったり、

 

誰かの役に立てるのはうれしいことです。

 

 

 

はじめまして。

 

2人の息子を育ててるともと申します。

 

私が、漢方を学ぶきっかけになったのは、

 

新卒で入社した会社が店頭に立つ仕事だったのですが、

 

朝出勤して夜退勤するまで

 

ランチの時にちょこっと外には出られるものの

 

ずっと窓のない箱のなかにいることに違和感を覚えたからでした。

 

 

 

仕事をするってこんなに生き物として不自然な状況を作り出すものなのか?

当時はひどく疑問に思ったものです。

 

 

仕事は好きだったのですが、

 

不自然な環境に身体が疲れてしまったんです。

 

一年中エアコンにさらされて、

日の光を浴びることもできず、

自然の時間の流れを感じることができず、

ただひたすら仕事と向き合うということが

 

私にはすごくストレスでした。

 

そのころの私は、社会人なんだから疲れてるのは当たり前と思ってたし、

自分の体調に鈍感になってたので、

 

仕事のあと帰ってきてたった数歩に布団があるにもかかわらず

そこに行きつく前に、寝落ちしてしまっても、それが私の普通だと思ってました。

 

 

でも、不自然が続くと自然な物を身体は求めるらしく、

気が付いたら漢方やハーブの本なんかを読んでいました。

 

 

そこで、この布団に入れないで寝落ちするのは

氣が足りてない状態なんだ!

 

ということを知ることになります。

 

 

そこからは、「もっと学びたい。自分の元気を取り戻したい」ということで

とんとん拍子で漢方の沼にはまっていきました。

 

漢方を学んでみて思うのは、

漢方=生きること

 

ということです。

 

お薬の難しい名前が言えるとか

生薬にくわしいとか

そんなことよりも、感じる力、自分を知る力が大切で

それが漢方のはじまりだったなと今では思います。