1971年、日本に異形のヒーローが登場した。
黒とダークグリーンのボディ、
ダークピンクの眼に異形の顔のヒーロー。
当時、ウルトラマンをはじめ巨大ヒーローが子供たちに魅了する中、
等身大でバイクに乗り、赤いマフラーをなびかせる。
子供たちが夢中になった・・
とはいかなかった。
放送当初、白黒テレビだった私の家。
夜のシーンやショッカーの怪人の不気味さで
尻込みしながら観ていたのを覚えている。
原作者である石森(石ノ森)先生に企画が持ち込まれた時に
最初に出したキャラクター案はいかにもヒーローというもので
ほぼ決定するところだったが
ぎりぎりのところで変更を申し出たのが
ドクロの顔をした怖いキャラクター。
当然、まわりから大反対であった。
ドクロの要素を残しつつ何気なく資料を見ていた時に
バッタの顔が目に入った。
よく見ればドクロに見えないくもない。
こうして生まれたのが仮面ライダー。
もともとはバットマンのようなダークヒーローだったのだ。
そのイメージをナル流ライダーを描いてみました。
改造人間にされた本郷 猛。
怒りを感じた時に改造の傷が浮かび上がる顔を隠すため
仮面かぶったという原作漫画に倣った。
私の作品の中にある人の光と影は
案外こういう所から影響うけているのかもしれない。



















