約2ヶ月にわたり、
書き続けた「縛らず師」の黎明編ともいえる
師である、辰巳 源さんとの物語も、ひとまず終わりをつげました。
表に影にとご愛読いただいた皆様ありがとうございました。
そして、直接感想をいただいたり、お手紙をいただいた方々に感謝いたします。
ふと、小説でも書いてみようかと思い立った時、
過去で歩んできた裏道が浮かびました。
最近、巷ではドSだのドMだのとまるで血液型を言うような感覚で会話されています。
会話を楽しむうえでは、その人の性格をあらわすアイテムとしては面白いとおもいます。
しかし、アダルトコンテンツがあふれる現代、
興味本位ではじめたために、深刻な人格障害を生み出していることも一方にあります。
特に受身であるMの方は、心や身体に傷を負うことも多く
単なるプレイでは済まされない事態へとなりえます。
Mの方の傾向は、過去に精神的な傷や挫折を負った方が多く
感受性が人一倍高いため、責める希望者にとっては
自分の欲望のエゴを押し付ける
かっこうの相手となります。
医学やメンタルケア活動では、拾えないケースもあることから
形にとらわれないケアの形が、生まれたのが小説の世界といえます。
一見、おどおどしい淫靡な世界を描いていますが
私は、その裏側にある様々な人間模様を通して
こういう世界へ踏み出そうとしている方、
苦しまれている方へ一歩踏みとどまって考えていただける
教科書のようなものとしたいとテーマにおきました。
この小説で登場した、源爺こと辰巳 源さんはこの世にはおられません。
12年前に他界されました。
源爺の死を知ったのは、10年前くらいでしょうか
大阪の繁華街で飲んでいる時に
源爺のいう、「お人形ちゃん」と名づけた外遊でエスコートをしていた女性のひとりと
ばったり会った時でした。
私を、源爺宅へ車で運んでくれた人でもあるので
懐かしく、近況を話しました。
その方から2年前に亡くなったと告げられました。
私が、離れてからはお手伝いは入れず、ひとりで活動されていたようです。
私が、最後のお弟子だったかもしれません。
それ以来、源爺宅あった奈良へ出向くたび、心の中で手をあわせています。
「また、おいでや」と最後に言われなかったことが頭に残ります。
それは「前へ進みなさい、振り返るな」という意味があるのだと思っています。
「照れくさいから、小説なんか書くなと言われている気もします」
小説に登場したお客さんが
その後、どうされたかはわかりません。
自分を取り戻して前を進んでらっしゃる方もいれば
また、舞い戻った方も、おられたかもしれません。
初めての小説ということで、うまく書けたかどうかはわかりませんが
改めて、ご愛読いただいたみなさま。ありがとうございます。
さて、次回作は源爺の元から離れて、自立していく姿を描いていく
「縛らず師 SNの美学」(仮)を構想中です。
また、一夜目~三夜目を、
言葉や表現審査の厳しいアメブログでは表現できなかった内容を
別サイトブログで、
まとめて再編集した形で、ご購読いただけるようにいたします。
お楽しみに。
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<一夜目 あらすじ>
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