疲労の砂
と、呼ばれる不思議な砂の事を知ってる?
小川未明って
童話作家の作品に出てくるんだけどね
この砂をパラパラふりかけると
どんなモノでも
たちどころに疲労してしまうんだ
たとえば
鉄道のレールにこの砂をふりかけるとね
みるみるレールは赤錆だらけになってしまうんだ
紙にふりかければ
たちまち黄ばんでしまうし、
人間にふりかければ
すぐに疲労して眠たくなってしまうんだ
この砂はいったいどこに行けば手に入るのだろう?
嫌いな奴にさ
ぶちまけてやりたくて
僕はこの砂の存在を知った時から
探しているんだけど、なかなか見つけることが出来ないんだ
あの物語から想像するに、
中近東の砂漠とか
或いはアフリカのサハラ砂漠とか…
考えてしまうけど
恐らくね
そんな遠くではない所に散らばってる…
そんな気がする
んだけど…
もし、これを読んでくれている
あなたが
外を歩いている時
急に疲れを感じるようなら
それはおそらく
この疲労の砂のせいだね
風で窓から入ってくる事もあるらしいよ
でも
見つけることが出来たら、その場所をぜひ教えて欲しいな
……
…
と、話している内に
なんだか眠くなってきました
誰かが
僕に疲労の砂をふりかけたのかも知れない…
今夜は
もう休むことにします…