ストロングスタイル③◎-11 | ひとつ前のかどはさよならサヨナラ
あぁヤサグレていた…と思った
泣き声が天に届くかの様に傍若無人に泣いた

僕が悩む様を見て友達は優しく言葉はかけてくれた、
でも何一つ答えられない事がまた悩みになった

金が欲しかったんだ
独りしか持てない椅子に座りたかったんだ
そんな自分を周りに認めさせたかったんだ

それが大事な事でないと言う事くらい大分前に気が付いた
でも、止まらなかった

たった今までの自分が、どんなに思いあがった事を考えていたかを思い知らされた

ほっぺたを愛情を持って張りとばされたか様に、自分の馬鹿さ加減に突然気が付いた

ひとしきり泣いた後
うっこらせと立ち上がり
膝の雪を両手で払い

ハハッと照れ隠しの笑顔で頭を掻いた

みんなに笑われた

たった一瞬の出来事で人生が全く違って見え始める
そんな事は『ない』と思った
ただ少なくとも、その一瞬の輝き境にして僕はそれまで気付けなかった事に気付けた

点と点がつながり線になる…
時間を歳を、消費するごとに
『ありのまま』に過ごす時間は少なくなって
『感動』が少なくなる

そんな『ありのままの自分』が他人の『ありのまま』の瞬間と
どれだけ重なる事が出来るだろう

続く