ストロングスタイル③◎-7 | ひとつ前のかどはさよならサヨナラ
つまらないか…

次の日の朝ロッジを背に降らずにつもる雪の上で朝日を眺め
昨日の言葉を思い出した

昨晩はとうとうオーロラは現れなかった

朝日
光が眩しい

同じロッジに寝泊まりする白人の若い男女が
同じ様にデッキで朝日を眺めていた

おはよう
昨晩はオーロラ出ませんでしたね
男の方が挨拶してきた

僕も手を軽くあげて
おはよう、残念です
と返す

男性は近づいて来て、にこやかに話し続けた
彼女が朝日が好きだっ言うんです
けれども俺は夕日が好きなんだ

『朝日』

すると、女性が男性の言葉に、かぶせる様に僕に話す

私達結婚しようと思っているの

『夕日』

『朝日』と同じ太陽の光

女性が男性に聞いた
夕日より朝日が好きな私を嫌いになった?

男性はキョトンとしたが
すぐに優しい笑顔に戻り女性に語りかえしたんだ

嫌いになんかなるものか
同じ太陽の光が好きなんじゃないか


昇る朝日と沈む夕日

二つの光に何の違いがあるのだろう
同じ太陽の光…

僕は、話しを楽しむ二人を見て
ふと思った

世の中幸せになりたくない人なんているのかな…

続く