どちらかが死ね時
永遠に別れる時
最後に親子になれるんだよ
睨まれているかのような眼光だった
死んだ時って…
その後に言葉が出ない
その人はまた前を向いて続ける
おれは美しいものが
好きだ
美しい人の心が欲しい
けれど、人の心が美しいとは思わないよ
この世に打算のない真実というものがあるならば
命をかけて追い求める
愛は存在する
でもそれは、滅びる時に別れる時に、一瞬だけ
花火のようにおきるんだ
相手がいなくなった時に
返せぬ想いに気付くんだ
愛はこの世では記号だよ
その記号をみな逃げ言葉に使うんだ
夕日はオレンジから藍色に姿をかえていく
一呼吸置いて、その人は言ったんだ
人生は現実なんだよ
言ったあとに煙草に火をつけた
僕は我慢できなくていったんだ
あなには今、奥さんも娘さんもいるじゃないか…
続く