ストロングスタイル②⑦-7 | ひとつ前のかどはさよならサヨナラ

目があった時に出た言葉が

いつも弁当おいしいよ 

の一言だった 

彼女は瞬間少し固まったが笑って『よかったぁ』と答えた 

ここで、終わっていたら良かった。

次に僕から出た言葉が 

でも、随分子供にあげるみたいな弁当だな 

だったんだ。 
そこから、僕は彼女を知ってしまう。知らなくて良かった。知らないままでいたかった。 

あれっ、私子供いるの知らなかった? 

彼女は微笑みながら答えた 

子供… 

僕はペンが止まった 

そう子供 

彼女はまた繰り返した。

最初に出会った時のあっけらかんとした態度が、彼女には何も背負うものがないと僕に判断させていた。 
だって、お前何でも良いって…

戸惑い気味に聞いた

あぁ、金融屋さんがあいつにそういえば、風俗ぐらいで終わるからって言われたの、他は必要以上の事もされるけどお兄さんはしないって聞いてたし

僕の方から視線をいったん、外してしまった

700万も何に…? 

気付いた時にはもう一度彼女を見ながら、口から出ていた 

   続く→