ストロングスタイル②⑦‐1 | ひとつ前のかどはさよならサヨナラ
連れて来られた女は、想像と違っていた。 

ボーイッシュな雰囲気と物怖じしない声のはりからは、世の中の不公平を感じさせなかった。 

他人任せの方法で700万近い金を、この子はこれから作らなければならない。 


『どうだろ、前金で300はきついか?』

連れてきた金貸しが僕に聞いてきた 

『いや、いけると思うよ』
僕は考える素振りも見せずに答えた 

その会話の後も、少し金貸しの男との談話を続けたが、僕はその女をずっとみていた 


うつむくわけでも、キョロキョロする事もなく、 

手で遊ぶ事もなく、 

彼女は


僕の事を見ていた