ストロングスタイル②⑤-4 | ひとつ前のかどはさよならサヨナラ
人探し…?


男はキョトンとした顔を見せながらも、

もしそうだったら手伝ってはくれるのかい?

そんな風に返してきたと思う
なんだか馬鹿にされた気がした。

僕の目つきが気になったのか 

おいおい、そんなに嫌わないでくれないか 

なんていいながら 

男は、多少困った顔をみせた 
当時の僕には、この困ったなぁ~と『笑う』仕草をされる事が、ため息をつかれることと同じくらい大嫌いで、より僕の敵対心を逆撫でされた気分になった 



そいつ、先公ですよ 



ふいに男がさっきまで話していた若者達の中から声があがった 



男はもう一度僕を見るとニコッと笑った 




なんだ、てめえ先公か 



僕の声はすでに低温な低音に変わっていた 


   続く→