人探し…?
男はキョトンとした顔を見せながらも、
もしそうだったら手伝ってはくれるのかい?
そんな風に返してきたと思う
なんだか馬鹿にされた気がした。
僕の目つきが気になったのか
おいおい、そんなに嫌わないでくれないか
なんていいながら
男は、多少困った顔をみせた
当時の僕には、この困ったなぁ~と『笑う』仕草をされる事が、ため息をつかれることと同じくらい大嫌いで、より僕の敵対心を逆撫でされた気分になった
そいつ、先公ですよ
ふいに男がさっきまで話していた若者達の中から声があがった
男はもう一度僕を見るとニコッと笑った
なんだ、てめえ先公か
僕の声はすでに低温な低音に変わっていた
続く→