ストロングスタイル⑮-2 | ひとつ前のかどはさよならサヨナラ
大問題になった

なんでそんな事したと、知ってるくせに先生は問い詰めてきた。 
刺されたヤツはギャンギャン泣きながら、犠牲者のふりをした。 
まわりの奴らは、何もしてないのに、いきなり僕がキレたと口をそろえた。 

学校に母親が呼び出された。母親にも僕は何も言わなかった。 


先生は、僕をクラスの問題児と言い始めた。 

母さんもびっくりしていた。そりゃびっくりするはずだ。その前までは通信簿もそんなに悪いほうじゃなかったし、家にも友達が来て遊んでいたから。 


みんなまわりは、自分を守るために自分を犠牲者にするために嘘をついた。 


あー嘘ってこんな風につくのだと思った。 


家に帰るなり、父親にはり飛ばされた。 


父の事でいじめられたとは、言っちゃいけない気がして最後まで刺した理由を言わなかった。


ムカついたからとだけ答えたら、また二、三発今度はグーで殴られた。 


痛いだろ、刺された子はもっと痛いと言われた。 


お前は俺の息子なのに、なんでそんな風に人の気持ちがわからないやつになったんだ、と言われた。 


そんな風に言う父親を心の底からいなくなればいいのにと思った。