ばーちゃんの夢を見た。
なぜか元気になってて、ベッドに座ってて。
私のことを「彰子さん?」って楽しそうに笑いかけてくれて。
ほっぺたをすり合わせながら話してくれて。
すごくすごく嬉しくて。
時々怒りながらも、あんたたちのことは何でも分かってるんだよ、と。
でも、そのほっぺたが少し冷たいな・・・なんて思ったら目が覚めた。
私の涙だった。
本当は私のことはもうとっくに記憶にないって、分かってるのに。
寝たきりだって、知ってるのに。
どうしてこんな夢、見たんだろう?