掌で掴めるものなんて
たかが知れている
指を大きく広げてみても何かがこぼれてく
それでも僕はこの掌
何度も差し出して
目の前にある未来の砂をそっとかき集めよう
夢はいつも一人で見始めるもの
過ぎた時間も忘れるくらい
今やりたいことやればいい
たとえそれが小さな掌でも
一生懸命 掬い続ければ
いつか山ができる
その砂をぎゅっと握ってみよう
言葉よりも先に…
この掌の大きさなんて
何も考えるな
あの空より人間は
ちっぽけだけど生まれ変われるよ
夢はいつもみんなで助け合うもの
こぼれた砂 拾い集めて
少しずつ積み上げればいい
一人きりじゃ僅かな手応えでも
その掌がいくつもあればきっと山はできる
掌が語ること
-END-