とうとう退院前日✨✨
この日は、家族(両親)と一緒に手術後の説明がありました。
S先生の仕事の都合上、
夕方に病院の一室に集まりました。
私は、翌日の退院がうれしくて、
家族と入院中の事(と言っても結構な頻度で面会に来てくれていましたが)を話したり、終始ご機嫌でした
そして、S先生から、
手術中の喘息発作、
止血が出来ていないで小脳が腫れていたら、この世にはいなかっただろう、
アレルギー反応が強く、MRIの造影剤はもちろん、
抗生剤や接触性のかぶれも多発している事、
聴力は残っている事、
視界が斜めな事と味覚障害が出ているが、これは今後無くなっていく可能性もある事、
眼振が残っている(これも無くなるかも?)
左の視力低下は原因不明💦、などなど
色々な話がありました。
退院後も、今は出ていない顔面の痺れや麻痺が出る可能性は限りなく低いけれどゼロではないため、異変があったらすぐに受診に来てください。
との事でした。
そして最後に巨大爆弾が投下💣
「手術では、顔面麻痺を出さないように顔面神経の周りにのみ腫瘍を残して終わりました。
が、ほぼ取り切ったと思ってCTを撮ってみたら、
更に奥に腫瘍が残っていました。
取れたと思っていた分は約1/2ぐらい。
まだ1/2は残っていたので、再手術させて下さい。」
は??
再手術??
一瞬意味がわかりませんでした。
術前で説明があった時に、
あまりにも大きかったり、出血が多かったりすると一旦撤退して再手術になる人もいるとは聞いていました。
確かに出血は多かったとは聞きましたが、
この説明がある日まで、誰も再手術の話なんてしていなかったのに・・・
もうその後から頭真っ白でした
フリーズしている私、両親が
「いつ頃が手術ですか??1〜2年後??」と聞くと、
「いえ。3ヶ月後ですね」とS先生
3ヶ月・・・たった3ヶ月で、またあんなに辛かった手術とICUをもう一度??
どんなにイヤでもやらなければいけない事はわかるんですが、
すんなり
わかりました!
なんて言えるわけもなく、
その後、先生や家族とどんな会話をしたか覚えていません。
しかし、家族でS先生を信じようと決めて、挑んだ手術でしたので、
家族が
「次の手術もよろしくお願いします」と言っていた事だけは覚えています。
その後、先生や家族と別れ、病室に戻って泣きました
泣いても仕方ないんですけど、
もう一回同じ事をしなければならない恐怖と、
1回だけだと思って痛みにも耐えていたので、
ショックも大きかったです。
翌日、予定通り退院はしましたが、
笑顔にはなれなかったです。
自宅に帰っても、
打ちひしがれて泣いて過ごしました。
イヤだイヤだと思い続けていましたが、
1ヶ月程経つと、
少しずつ手術の痛みやICUの恐怖が薄れていくのか、
日常に戻っていました。
とは言え、視界が斜めなのはまだ改善していなかったので、杖をついたり、人に手を貸してもらいながらでしたけど
そして退院1ヶ月半で、
短時間ずつでしたが、眼科の仕事にも復帰しました。
職場の先生にも再手術のことを伝え、
気分転換程度でシフトを入れてもらうことになりました。
徐々に視界の斜めにも慣れ、ほぼフルタイムで仕事もできるようになりだした頃、
再手術日が決まりました。