私のいる部署は、
年齢層が近い人達が
集まっている部署です。

人事異動で、さらに平均年齢が下がり
より、和気あいあいとした
雑談に花咲くようになったわけですが、
話を聞いていたら
いつも驚かされます。

どんな可愛い人でも
どんなにデキル人でもあるんですね。
コンプレックスが。
勿論、多少は誉め言葉の後の謙遜なんかも
あるのだとは思いますが、
「(もう充分すぎるくらい痩せているのに)
これ以上一体どこを痩せるつもりなの?!」
とか
「その歯並びを含めた笑顔が
チャーミングなのに
そんなに気にすることかなぁ?」
とか、
「達筆かと言われたら
達筆ではないかもしれないけれど、
上手過ぎて解読できないより、
きちんと判別できる字の方が助かるんだけど。」
なんて思ったりします。

仕事がバリバリ出来て優しくて
憧れの上司がいるのですが
「センスよく資料をまとめるのが苦手なんだ。」
なんて言っていたりします。

いつも落ち着いていて物怖じしない同僚は、
いきなり話題を振られても
すらすらと淀みなく答えられるし
堂々としていて
私から見ると話すのがとても得意で
好きなように見えるのですが、
本人からすると苦手意識の塊だったりします。

声1つとっても、
ある人は低いことを気にしていたり、
別の人は滑舌を気にしていたり、
またある人は自分の柔らかい声質を
気にしていたり、
声の小ささを気にしていたり。

全く聞こえないとか、
いつも違う言葉に聞こえてしまう、とかだと
何かしらの対処が必要になってくるかと
思いますが、

それだって、
必ずしも相手が悪いとも限りませんからね。
こちら側にも問題があるかもしれませんし
電波状況が悪いとか、
周りがガヤガヤしてるからとか
色々理由が考えられますし、

仮にそうじゃなかったとしても、
相手だけに対処を求めるのは
何だか違うと思うのです。

どうしても、困ることが多いのであれば
今のやり方に固執せず
変えたり工夫すれば
良いだけのことなのだから。

周りにとっては気にならないことでも
本人にとっては、すごく悩ましいことって
あるんだなぁと気づかされます。

自分にとっては当たり前で
感謝どころか、意識すらしていないことでも
別の誰かにとっては、
喉から手が出るほど、
羨ましいことかもしれないこと。

考えたら、
きっと本当は誰にだってあるんですよね。
ギフトが。
当たり前すぎてなかなか気付けないだけで。