周りを見ていると、
強い女性が多いなと思う。

言っていることは正しいし
なるほど、ごもっともな
主張や言い分だけれど

そういう話の持って行き方や
言い方じゃあ、
多分相手は
それをしてくれないだろうし、
仮にしてくれたとしても
仕方なく嫌々にしてるだけなんだろうな、
そう思うことがある。

かつて祖母がしていたように
上手におだててあげたり、
相手に花を持たせたりする人を
少なくとも私の周りでは
あまり見かけないように思う。

職場の同僚のEさんは
すごく美人で
仕事がバリバリ出来、
責任感もある男前な性格で

もしここが女子校なら、
後輩からバレンタインに
チョコを渡されてそうな
クールビューティーだ。

そんな彼女は
言動がなかなかキツい。
しかも正論なだけに
ぐうの音も出ない。

すごいんだけど、
すごいんだけど、勿体ないなぁ。
と思う。
(完全に余計なお世話だけれど)

彼女が、相手が気分よく働けるような
やる気が出るような言葉を
普段から使っていれば
きっと鬼に金棒だと思う。

それを改めて実感したのは、
Cさんの言葉だった。

「Eさんにいっぱいダメ出しされて
へこんでやる気がなくなっても、
藍(※実際には苗字)さんが
褒めてくれるからね、
またやる気出るんですよ。」

ちなみに、この「褒め」は
気分よく仕事をしてもらうために
たまに意識して言っている。

勿論、その言葉に嘘はなく
思っていることを言っているのだけれど
中でも
本人が努力している点や、
頑張った部分
一見ネガティブな現象でも
視点を替えれば
実は良いとも取れる点を
口に出して言っているだけである。

それで、
職場の雰囲気がよくなり
パフォーマンスや
仕事のクオリティがあがるなら
Win-winである。

仕方なくやらされるより、
自分からすすんでやる方が
良いアイデアも浮かぶし
同じことをしていても楽しい。

それぞれが、
誰かをフォローしよう
引き立てよう
そう思える方が素敵だし
萎縮しているより
よっぽど精神衛生上も良い。

実際私も褒めてもらったり
みとめてもらえたり、
感謝されたりすると
単純だから、すごく嬉しい。

良いことや嬉しいことは、
いっぱい循環すると良いな。
伝播するといいなと思っている。