前田氏の数ある作品の中で、とりわけ僕の心をとらえた絵を紹介しよう。瞑想マンダラシリーズの「蓮の光」「胎蔵界讃」は胎蔵曼荼羅を、「宙の光」「金剛界讃」は金剛界曼荼羅を、伝統的な構図を尊重しつつ、大胆な手法で再構成したもの。幾何学的で細密な筆遣いからは、創造の瞬間とも言うべき新鮮な息吹が噴き出してくる。これらは前田氏の精神を通して現れた、宇宙生命の顕現である。 須弥山マンダラシリーズの「密観優鉢華光」は、大宇宙の命の根源たる玉を蓮の台(うてな)の上に示し、「密観宝珠光」はその玉から生命の炎が噴き出す様を表している。 観想マンダラ図シリーズの「銀河瞑想」は、銀河系の中核に浮かぶ入れ子状の四角いマンダラを描き、「天の浮舟」では重層的となった円形のマンダラを、星々の空間に配置したものである。(つづく)「青空文庫」の作家、高野敦志の世界http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=enTwitterhttps://twitter.com/lebleudeciel38にほんブログ村人気ブログランキングへランキングはこちらをクリック!
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