親にできることはたったひとつ。生まれてきてくれたわが子の底力を信じて、成長していく姿を楽しみに見守ること。

なにを根拠に信じればいいのか、その答えを見つけるための本


子どもたちの秘めた力を信じて育児に関われたら、もっとゆったりとおおらかな気持ちになれる。

連綿と受け継がれてきた遺伝子こそが子どもを信じる根拠

遺伝子の神秘的な世界を知れば、日々子育てで張りつめた緊張がほどけ、生まれ持った力ってすごいなと思えて、目の前にいる子どもをぎゅっと抱きしめなくなる。


トンビがタカを産むは遺伝的にはありえない。鳥の種類が違うだけでそこに優劣はない


遺伝子は変わらない、長く維持するが最高なコピー機ではなく、余白があって、そのわずかなゆとりがあるからこそ進化することができる。


理想の母、を追い求めないで。子どもが好きなのは、いまのおかあさん。


小学校入学は社会人デビュー。そっと見守ってあげる。担任の先生を尊敬する。


叱るときはほめ9対叱り1

ほめることを探すのがお母さんの仕事。いつもほめられていると誰かと接するときにほめることが関係を築くきっかけになることを学ぶ。お母さんが褒め上手になると、子どもは自然と自信を持つようになり、そのことが子どもの個性をより良い方向へとみちびく。


習いごとは根性論いらない。やめたいと相談されたら理由を話し合う。自分の意思決定で決めさせる。

子どもに託すくらいならお母さんがもう一度習う。


親が勉強しろと口やかましく言えば言うほど逆効果。


理想が高すぎる、あとで後悔したくない症候群。子育てに目標到達点はない。こどもには後悔させたくない、今やらないと手遅れになるかもといつも自分で締め切りゆ作っては焦って苦しい思いをしているひと。不透明な未来を憂うよりも、今日を楽しくすごしたらいい。


遺伝子スイッチが激しく点滅する思春期。手出しも口出しもせず、見守りましょう。


日本の義務教育の質は高い。よけいなお金はいらない。学業成績は単なる成果物。自分を好きでいられること、自己肯定感。自分で決めること、意思決定力。他者をいたわること、共感力。これらが優れていることが高い能力。お金をかけずに学力を上げるには、とにかく褒めること。できることをすごいね、さすがだね、とほめる。そのうちだんだんその気になる。


平凡で取り柄が見えづらい子どもを持つ親へ。誰もがふりかえるような才能はなくても、誰にも真似できない心根の美しさが育っているかもしれない。親も本人も気づいていないだけで、子どもはみんな生まれながらにして才能の芽をもらっている。どうやって見つけるか。それは本人が、自分はなにをしたいか、何をしているときに気持ちが鼓舞されるのか、素直に感じとっていくしかない。才能を開花させるコツがあるとしたら、タイミングを逃さず、かまわす前に出ること。子どもが自分でやりたいことを見つけるまでそっと応援していくために、そのときがきたら子どもの才能に気づいてあげられるようき、親は心をやわらかくしておきたい。


才能はいつ開花するかわからない。

自転車でも鉄棒でも九九でも、他の子に遅れをとると親は不安になる。いつかできるはず、いつかなにか見つけるはず、と待ってみてはどうか。成功はあとになればなるほど大きな感動をあたえてくれる。


生まれてきてよかった、そんな感覚が自分の自己肯定感を感じとっている瞬間なのかもしれない。

自己肯定感は遺伝子が責任をもってすべての子どもたちに与えた天性のチカラ


たいせつな子どもたちの自己肯定感をいかに守り、高めていくか。馬鹿にしたり、無視したり、怒りをぶつけるように叱ったり。そのような接し方をしていけは自己肯定感はじりじりと確実に下がる。子どもを叱るときは、数秒間、考えを巡らせてからにふる。感情的になりそうなときは、一呼吸おいて鏡をのぞくなど。

子どもの心はやわらかく素直なので、いちばん身近にいる母親に否定されたら、そこにあったはずの自己肯定感を一時的にせよ見失ってしまう。そのような日常が積み重なれば、自分を粗末に扱って、大きなチャンスをふいにするかもしれない。


小さいうちからやればできるようになる、という経験をたくさん積ませてあげること。スポーツ、勉強、習いごと、とことん追い詰めたり強要したりしない。子どものうちからわざわざ挫折感を味わわせる必要ない。すごいね、よくできたね、やればできる、自分のことが好き。

失敗しても、トライしたことがえらい。いつもほめてばかりじゃつけあがらないか?大丈夫。出し惜しみしないで、思いっきりほめてあげましょう。

叱らずにほめることでなにかを伝える。ネガティヴな言葉をポジティブにおきかえる。

走らないで、走っちゃダメゆっくり歩こうね

うるさい、黙りなさい元気な声だね、静かにできるかな

字が汚いゆっくり書いてみようか

忘れ物しちゃダメ持ち物リストチェックしよう

否定形を肯定形に置き換える。


親の育児不安やストレスが自己肯定感を下げる原因になることも

子どもが成長し、社会的に成功するか、幸せな人生を手に入れるか、自分は自分でよかった、生まれてきてよかったと感じられるか。それは、関わった人たちの人間力にかかっている。

お母さん自身が自己肯定感を失わないこと。生まれてきてくれてありがとうという気持ちで接すること。子どもも生まれてきてよかったと返してくれるはず。

この子がいてよかった、この子を産んだのはわたし。という気持ちは、お母さんの自己肯定感を大きく膨らませる。


こどものこころが開きやすくなる、ゆっくりまばたき。


また知らぬ子どもにここにいてくれてありがとうと感謝してする、子どもに今日からできることが、文化度の高さ。電車で赤ちゃんや子どもに会ったら、ほほえみかける、泣き止まない子どもに肩身を狭そうにしているおかあさんを大丈夫、きにしないでねと優しい眼差しで見守る。そう言うささやかなことの積み重ねで社会全体が幸せになれる。