久しぶり
元気にしてる？
男女の付き合いにおいて
傷つけた方は割と早くに忘れる
なぜなら
もう好きではないから傷つけたわけで
別れたらもう考えなくてもすむわけだしね
とはいえ
そこに至るまでに葛藤もある
あまりひどい仕打ちをしてしまうと
人としてダメじゃん！
って思い直して優しくするんだけど
それはいわゆる
しばらく無視しておいて
ふとした瞬間に話しかけてみたり
誕生日おめでとうとかラインしたり
気まぐれに等しい感じ
でも
そもそももう好きじゃないから
長続きしない
そんな繰り返しをしながら
ある日とつぜん
あーもうやっぱり無理
となってさよならをする
申し訳ないけどせいせいする
そして
傷つけたことすら忘れていく
なぜ嫌われてしまったのかわからなくて
だって今までとても優しくて
特別感がたくさんあったのに
ある日を境に
手のひらを返したように
冷たくなったあの人
わからない なんで？
何がいけなかったの？
どの言葉？どの態度？
ぐるぐる考え続けても答えは出ない
わかっている事は
「あの人は私が嫌い」で
「もう好かれてない」ということ
毎秒苦しくて毎時間苦しくて
一日中苦しくて
そんな時間を過ごしながら
10日20日1ヶ月3ヶ月半年8ヶ月10ヶ月
1年経っても苦しくて
そんな日々を過ごした
あれからもう3年以上
今では無関心の域に達したように思う
私は自分が傷つけた相手に
冒頭のようにふと思うことがあって
なんて連絡しようかな？と
考えたことがある
だけどその後に書いたように
激しく傷つけられた経験もあるから
「お前何言ってんの
相手がどれだけ傷ついて痛い時間を
過ごしたのかわかってんのか
今更良い人ぶりたい？
まさかまだ好かれてるとか思ってる？
バカじゃないのか
お前はあの人から連絡がきたら
どう思うの
今更なんなんだって思うでしょ
私が苦しんだ時間
相手は何一つ苦しみもしてないことは
自分がそうであることを考えれば
わかるじゃないか
私自身傷つけた人のことなど
ほぼ頭になく生きているのだから
連絡がきたからって
気持ちがあるわけないんだよ
あるくらいならあんな風に
傷つけたりしない
私が痛かった日々がなんなんだ？
って思えるような言葉は
死ぬまでかけないでほしい」
傷つけた私の恥知らずな行動を
傷つけられた私が止める
私が傷つけた人は
今となっては
もう私のことなどどうでもよい人生を
送っているはずだ
だけどそこに至るまでには
もがき苦しみ
眠れない夜を何度も超えたはずだ
傷つけられた私がそうであったように
傷つけた私しかいなければ
かつて私が傷つけた人に
元気にしてる？なんて
恥知らずな連絡をしていたかもしれない
そう考えると
あの人に傷つけられ
もんどりうった日々も
無駄ではないのだと
そう思える
私が傷つけた人たちは
私に出会ったことを
不運だと考えてるかもしれないし
なにより
もう思い出しもしていないかもしれない
だけどもしかしたら
まだ苦しみや痛みの中にいる可能性だってある
というのに
捨てた方こそ
いつまでも思われていると
勘違いし続けている
大馬鹿者なのかもしれないね
戒めよう