君と会えるのは趣味の時間だけ
それがなければ会えない
それも
毎週ってわけでもなく
なんなら1ヶ月会えない事だってある
恋に落ちた私と君は
上手く隠す事もできなくて
あっという間に蜜月がバレて
前にも後ろにも進めなくなってしまった
お互い嫌いになれるはずもなく
全く会わないわけでもないから
忘れる事もできない
会うと気持ちが揺り動かされる
見つめてしまう
その繰り返しで
私は48歳から53歳
君は30歳半ばから30代後半になった
5年という月日の中で
私の中の色んなものは老化し
どう頑張ったって
衰えていくばかりで
だけど若い君にとっての5年は
私ほど切実な感覚はないだろう
と思ったりする
君は仕事の内容が変わり
日々の暮らしの中で
どうやって自分の時間を作るか?
とか
そういう事も考えていたみたいで
落ち着いたらもう少し
時間が取れると思うんですが
なんて事を言っていた
そして最近ようやく
心のゆとりが出来て
少し落ち着いたのかな
だから続けてウチに寄るなんて事が
出来たのかもしれない
君にとっては
あの頃の続きみたいな感覚かもで
でも私にとっては
もう取り返せない時間が
身体を過ぎて行ってしまったことに
切なさが大きかったりする
君が選ぶ道は
2人がバレたあとに君が選んだ道のまま
変わらないまま
君は私をいつまで心に
住まわせてくれるのか
私がもっと歳をとったら
君は私を好きじゃなくなるのかな
…でもま
そんな事を今から
考えても仕方のない事
やっぱりこれからも
会える限り会いたいし
好きでいられる限り
君を思い続けよう
それでいいかな