ブルドッキングヘッドロックvol.18『黒いインクの輝き』(作、演出:喜安浩平/サンモールスタジオ)

作演の喜安さんはNYLON100℃の方ですね。

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演出のやり方にNYLON100℃っぽさ、というかKERAさんっぽさを若干感じました(壁に照明で家具を作ったり、文字を出したりする感じ)。

漫画家とそのアシスタント、および編集者たち、あと家政婦、という組み合わせで、ほとんど舞台上には女性しかいません。いわゆるガールズトーク、ってあんなんなのかな。

まあそういうわけで、いろんな女性の類型が提示されるわけですが、やっぱりイメージの中での「女性」っぽさというと僕としては「二面性」になります。

それが、「なんかコビてる感じ」とある種の人に苦手にされる第三アシスタントで、みんなに好かれようとするためにいつも笑っていたり、「そんなことないよ、わたし楽しいよ」とか言う感じなのです。いるよね。しかもそれが透けている。

多分ひとりひとり考えていくと面白いんでしょうが、そこまでの体力はありません。

というより、最後の夢オチみたいなのはなんだったんだ、不思議でならない。