愛と死 (新潮文庫)/武者小路 実篤

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年末武者小路デー。今日は「愛と死」でした。若い頃書かれた「友情」の別バージョン、といった趣があります。今回は恋が見事に成就する悲劇です。

中学生とか高校生だったら、もっと感動したんだろうな。

ところで、最近の恋愛小説のハッピーエンドって、意味あるのかね。なんかいい話で終わるものが嫌いです。だって(だいたい)ご都合主義だから。


人はいつか死ぬものですが、僕はあまり死んだ人が可哀想とは思っていません。だから、葬式やお墓参りは生きている人が生きている人の為にやるのです。生き残ることが実は一番つらい。そのことはみんな気がついているんだけど、そう言っちゃったらオシマイだから、墓参りは「死んだ○○のため」にやるのです。