家族旅行から帰って来て直ぐでしたが、娘がとある慈善団体が開催しているオーケストラの夏期合宿に数日前から参加しています。
なんと70年以上も前から毎年夏に開催されている合宿だそうですが、去年史上初、コロナのせいで開催休止になり、今年また復活されました。
この合宿は、木管楽器、弦楽器、声楽、ミュージカル、ジャズ、オーケストラ、など種類が豊富で、レベル分けされているものもあり、Grade5以下の子たちの為のコース、またはGrade6以上のコースだとか、どのレベルでも参加可能なコースもありました。楽器を始めたばかりの初心者の子供たちの為のコースなんかもあります。
コースによって年齢制限されているものもありましたが、8歳〜19歳が対象の音楽合宿です。
日にちもバラバラで、2泊3日のコースもあれば、1週間のコースもあり内容により様々です。値段も様々。
過去の何人かのバイオリンの先生たちからお勧めされて、気になってはいました。
でも、毎年この時期は、我が家は日本に帰っていたり、ヨーロッパに家族旅行に行ってることが多く合宿は参加できたことがなかったのです。
ただし、今年は違いました。
コロナのせいで日本にこの夏また帰れないことが決定し(密かになんとか帰ろうかとは考えていたのですが夫に反対され諦めました)長い夏休みを子供達とどう過ごそうか、インターネット制限をどうしようかと途方に暮れていた時、ふとこの合宿の存在を思い出しました。
イギリスにも色んな夏期講習はあり、サッカーやラグビーを始めとする沢山のスポーツのコースもあれば、ミュージカル、ダンス、アートのコースなんかもあります。でも、ほとんどが小学生向けのコースで娘にちょうど良さそうなコースがなかなか見つからず、がっかりしていた時でした。
この合宿の存在を思い出したものの、どうせコロナのせいで今年はやっていないのではと思いつつ、すぐにネットでこの合宿のサイトを見つけました。
なんと、「今年は開催します!」と書いてあり、速攻仕事中の夫にメールしました。
これどう思う?って。
参加費もそこそこするので、夫はなんというか心配でしたが、
「いいんじゃない?」
って即答。
実は何年か前に夫もこの合宿の存在を誰かに聞いて参加させたら?と言っていたことがありました。
問題は、娘本人がなんというか、、、、、
お友達もいない中、参加したいと言ってくれるだろうか、、、、
娘も初めてのことで、内容をよくわかっていなかったので、不安そうではあったけれど、嫌がることはありませんでした。
私や夫がネットで見てわかる範囲内で説明し、きっと良い経験になるはずだよ!とお勧めし、娘も納得し、参加申し込みました。
日本の合宿のように厳しいイメージは全くなく、プールに入ったりテニスもしたり、楽しく数日間過ごす合宿ということは聞いていたので、娘もきっと楽めるだろうと思っていました。
既に7月に入っていたので申し込みに間に合わなかったら、、、とも思ったけれど、大丈夫だったようです!
先日も記事にしましたが、夏休みに入って学校からの課題も全くなく、私がそれなりに問題集などを探して日ごとに娘に課題を出すものの、小学生の時の家庭勉強と全然違い、娘にちょうどいい問題集やネットから印刷できる問題を見つけるのが非常に難しく、夏休みに入っても私が毎日準備に大変だったし、私からの指示を嫌がられることもあるし、、、
こんな合宿待ってました!
と、親の私が嬉しかったりします。
最近コロナ禍だったり先生が代わったりなどで、娘のバイオリンへのモチベーションが下がっていたので、、、、
なんとかバイオリンに関することで刺激を受けてもらえたらと思っていた時に、こんな合宿があってありがたいです。
娘はオーケストラのコースに参加しているので、バイオリンだけではなく、色んな楽器の子が参加していて良い経験になりそうです。
この合宿で個人レッスンはないですが、同じくらいのレベルで、同じくらいの歳の音楽友達ができたらいいんじゃないかなって思っています。
本来なら、バイオリンをやっていると既に地元やロンドンなどのオーケストラに入団する子が多いのですが、娘は通っていた小学校でオーケストラのグループがあったので、学校外のオーケストラにはあえて入っておらず。。
中学になった時にロンドンでチャンスはあったものの、コロナ禍の関係で辞退しました。また中学校にもオーケストラグループが本来あるのですが、コロナ禍でずっとお休みなので、、、、
オーケストラで演奏するのに憧れを持つ娘にとって、今回のこの合宿で、本格的なオーケストラの一員を味わえるのは、すごく嬉しいはず。
合宿は1週間で本来なら最終日にコンサートが開催され、保護者が招待されるのですが、今年はコロナ禍で残念ながら保護者は入れず、無観客のコンサートになるそうです。
その代わり、ビデオを撮影してもらえることになっていて、後日観れるのがとっても楽しみです。