1つ前の記事のバイオリングレードに関する記事の続きです。
娘が受けた音楽グレード試験の結果はそれぞれの科目に配点があり、どの試験官でも公平に同じ基準で審査されるように厳しい規程があるようです。
100点満点中、課題曲3曲の配点は66点が満点で、それぞれ1曲は22点ずつの配点です。残りの34点分はスケールなどの技術、初見、オーラルテストなどに配分されています。
合格にも3種類あって
Distinction 87-100点
Merit 75-86点
Pass 60-74点
ありがたい事に娘は今までずっとDistinctionをいただいて来ました。
でも今回の娘の結果はコロナの影響でビデオ審査になり、課題曲だけの審査になるので正直かなり心配でした。
やっぱりビデオ撮影して提出した演奏は本来の娘の成果が発揮できてなかったし、5月のブログに書いてますが伴奏はバッハのパルティータ(無伴奏曲)以外は録音された伴奏を流しながらそれに合わせる演奏でしたから。。。
普通じゃありえない演奏の仕方というか、それをグレード試験、それも最上級のグレード8でって、ちょっとずさんすぎて。。。
ただ、やっぱりこれはコロナの影響で伴奏者の件はかなり大目に見てもらえていました。伴奏なしでもOKだったし。外出禁止最中での撮影&提出でしたからね。
私がピアノを弾けないわけじゃないので、短期孟練習してやる方法もあったのかもしれないのですが、娘の演奏だけでも不安の中、私がピアノ伴奏をして一緒に録音されるという精神的余裕が1ミリもなかったので。。。
とにかく、気になる点が多い演奏の動画、でも他のよりはマシだっていうのを提出するしかなかったです。
その結果が5月末に分かりました。
1曲ずつの配点と、詳しい評価も同時に書いてありました。
そして気になる総合得点。
66点中、58点。
なんとか88%取れてる。
結構ギリギリではあるけれど、通常の配点見たら87%以上がDistinctionだからそれには入ってる!!!!!
ただ、今回はいつもと違って他のスケールや初見などの審査を省いてるので、、、
最終的にDistinctionなのかそうじゃないかの結果は7月末知らされることになっていました。
待つこと2ヶ月(!)
漸く総合結果が来ました。
総合結果は、対象者全員の試験が終わって試験官たちが全体レベルを見て話し合われ、課題曲だけで判断するというようなものでした。
更に今回は初見やスケールなどのテストはやっていないけれど、その辺のレベルをどうやってか、見込んで計算されたようです。
なんか納得いかないんだけれど。。。。
とにかく娘の最終結果はというと、、、、
Meritでした。
Distinctionではなかった。。。
正直これ、やっぱり納得いきませんでした。
あれだけ頑張ったのに。
コロナのせいで試験延期になっちゃってビデオ撮影になってしまって娘の実力発揮できなかったのは十分あり得る。
それに娘の得意な初見や他の種目は審査してもらえずこの結果って。。。
一方で、グレード8だから特に審査が厳しかったと思ったし、試験官はその子の練習量がどうこうより、動画だけで判断してるわけだから、こちらも十分満足できた演奏の動画を提出できてなかったから仕方ないのかとも思いましたが、頑張った娘がかわいそうだったし親としても悔しくって。
全てコロナのせいだけど。。
試験結果はすぐに先生に伝えて、正直すごくがっかりです、という気持ちをそのまま伝えました。
先生が聞いた情報によると、今回の試験結果は全体的に大きい子たち(高校生や大学生など)の結果が点数の割には最終結果が良かった、逆に小学生などの小さい子たちの結果が点数の割には悪かった、、、、と。先生からしてもこの審査はおかしいし、不利だと思う!と同情してくれました。
そこで先生が、念の為にアピールしてみたら?と意見をくれました。
アピール=appealとはいわゆる「訴える」という事です。
続きます。
娘がグレード8の為に練習していたスケールの一部です。