1つ前の記事の続きでバレリーナを目指す娘のお友達Aちゃんの話です。

 

一番最初にAちゃんのことでびっくりしたのが、2年以上前ですが娘から聞いた話です。

 

 

ある日の学校の休憩時間、娘が体育館の前をたまたま通り過ぎた時、Aちゃんが制服姿で踊っていてそれをお母さんが大きい声で指導されていたとか。

 

確かそれはダンスのコンクールの時期だったので、学校の休憩時間も惜しみ、お母さんがわざわざ来て授業の合間に練習していたんだろうな、と予想。

 

めちゃめちゃ感心してしまいました。イギリス人でもそんな方いるんだ!って。

私は娘からそれを聞いてすっごく感動しました。

 

 

 

うちもそこまでではないけれど、、、、

一時期娘の授業が3時半に終わるけれど校内でやっていた他の習い事まで中途半端に1時間以上間が空いてしまう期間がありました。

普通そういう時間は学校で面倒見てもらえる場所があって、みんな大抵校庭や指示された教室で遊んでいます。

 

 

 

でも娘がバイオリンやピアノの試験前の時期は私が学校に行って、レッスン室を借りて練習に付き合っていた事がありました。あの頃は下の子が違う小学校に通っていて、下の子をテニスのレッスンに下ろしてからすぐに娘のところに行って、バイオリンやピアノを30分くらい練習見てからまたテニスの迎えに行って、、という生活をしていて、週1程度でしたが自分でもよくやったなって思うし(苦笑)、娘も嫌がらず頑張ったなと思いました。

 

 

ただそこまで私も娘も時間を惜しみながら練習をしてるって事、周りの人にはあまり知られたくなかったですね。特にイギリス人ってそこまで時間をカリカリするタイプじゃないから変人扱いされそうだったし、その30分の練習で何が変わるんだ?って思われるんじゃないか、って。。

 

 

 

話は戻りますが、娘がそのAちゃんを体育館で目撃した日

「今日ね、休憩時間にAちゃんがダンスの練習をお母さんとやってるのを見かけたの」と言った時、びっくりしたのと同時に、ものすごく嬉しかったです。

 

Aちゃんが学校の休憩時間もバレエを練習していたこと。

そこにお母さんがわざわざ来ていたこと。

そしてお母さんが厳しく指導していたということ。

 

 

 

「そんな努力しているAちゃんの姿をうちの娘が直に見てくれたなんて!!!」

 

って思いました。

 

 

 

娘には

「そうやって頑張ってる子は他にもいるんだよ。あなただけがバイオリンやピアノで遊ぶ時間を犠牲にされてる訳ではないし、頑張った子はそれなりの成果が出るんだよ」

 

みたいなことを伝えた気がします。

 

 

お友達が遊んでる時間を削ってまで娘に音楽の練習をさせて来たこともあり、少し引目も感じていたし、時々バイオリンの関係でお友達からの誘いを断ることもあったし、娘も自分だけ、、、って思ってたら精神的にもよくないなあ、、なんて気になっていたのですが、AちゃんとAちゃんのお母さんの存在にすっごく救われました。

 

娘も納得していたようです。

 

 

 

でもこういう何かを犠牲にしてるって話、きっと日本だったら普通にある話だと思うし、むしろ当たり前ですよね?

 

特に日本の受験生の子たちなんていっぱい楽しいことなど犠牲にしてるじゃないですか。自分もそうやって来たし。日本以外のアジア圏の国々の方達だって。

 

でも、身近に、しかもイギリス人でこういう人がいた!っていうのに、ちょっと私、感動してしまいました(苦笑)。

娘の周りには今までなかなかそういう人がいなかったので。。。

 

 

 

Aちゃんの話はまだまだ続きます。。。