前記事の続きです。

 

NVR (Non-Verbal Reasoning)の問題は前記事のように同じパターンを見つけたり仲間はずれのような問題も多いですが、記号を解読するような問題も結構出てきました。

 

NVRのテストは制限時間も短くて1問につき費やせるのは30秒〜1分くらいです。知能テストの問題ではあるものの、訓練したかしてないかで結果は随分違うので、これって本当の知能テストかと疑問に思います。。。

 

 

 

 

 

 

左側の3つ、または4つの図の横のアルファベットが意味するもの(コード)を読み取って右の図のコードは何かを見つける問題。

 

例えば最初の写真の上から2番目である「7番」の問題を解説してみます。

4つの図の横にそれぞれ、BH、DF、BG、CHとアルファベットが書かれています。

この図の場合のそれぞれのアルファベットは何を意味してるかを見つけます。

 

例えばBHのBはどんな意味だろうって考えた時、一番上と上から三番目の図にBがあるので、共通点を考えます。この場合の共通点、太い横線に短い縦線が3つあるからこれがBの共通点じゃないかな?と推測します。

そうすると右側の図には同じ短い線が3つないので、答えはBが含まれないものとして、この場合「e=BF」という選択肢は消去できます。

 

その考え方で、同じようにDは短い2本の縦線かな?Cは短い1本の縦線のことかな?と推測します。その場合、右の図の太い横線には短い縦線が1本しかないので、Cが答えなんじゃないかと、それ以外のものを消去します。

 

今度はコード右側のH、F、G、Hに注目します。図の一番上と一番下にHがあって共通するものは、太い縦線に短い横線が1本ずつなのでこれのことかなと推測します。そうすると、Fは太い縦線に短い横線が2本、Gは太い縦線に短い線がゼロと推測できます。

右の問題の図の太い縦線には短い横線がゼロです。ということはCG、つまり「c=CG」が解答になります。

 

初めから推測した考えが当たっていれば、どんどん消去していって残ったもの、で答えが見つけやすいですが、推測が外れることもあるので、その場合、他の共通点をまた最初から探さなければなりません。そうすると時間かかってしまいます。。。

 

一番上の「6番」のPかQしか左側にない問題なんて、むしろ単純すぎて間違えそうです。。左側にないアルファベットも選択肢にあるのが余計に混乱を招く場合もあるかと。。。

 

 

 

 

こんなコードも問題もあります。

上記の問題と少し似てますが、これもアルファベットが意味する共通点を見つけ出します。

共通点が色だったり線の数だったり、線の向きだったり、点線だったり太さだったり。矢印の数や向き、図形の辺や角の数だったり、ありとあらゆる角度から考えなければなりません。これも考えすぎて答えが見つからなく、でも意外に共通点は単純だったり。。。

 

娘にとってNVRのテストのコードの問題は1つ前の記事の問題よりは得意だったようです。

 

ピグマリオンでこれらと似た問題はなかったですが、消去法の練習をやってきたことがこの問題でもすごく活かされてるのではと思いました。