前記事の続きです。
そこまで今の学校にYear8まで在籍させたいのなら、グラマースクールの試験受けないで、Year8まで通わせてそこから私立受験で私立中学に行かせればいいのですが、、、、
問題はお金。。
はい、やっぱりお金が問題です。。
やっぱり並大抵の学費じゃないです。
うちには下の子もいますし。。
なのでもう私学に行かせたいとか贅沢言ってる場合ではないのです。
現実的ではないのです。
ただ、本当に本当にありがたいことに、イギリスには非常にありがたい制度があるのです。
今の小学校に入った時と同じように、私立中学にもスカラシップ制度やバーサリーの制度が多く存在します。
これらの奨学金は返済なしです。
大抵どこの学校にもあるのが、アカデミックスカラシップでいわゆるお勉強がよくできる子、音楽で活躍してる子、そしてスポーツで活躍してる子、アートや劇団などで活躍してる子のための枠もあるのです。
今までバイオリンを頑張ってきたお陰で娘には音楽のスカラシップを受験する資格は十分あることを小学校の先生にも確認済みです。既に4校ほど私立中学の音楽の先生と直接会って試験前のプレオーディションという形で、試験を受ける価値があるかどうかを実際に見ていただきました。
これもありがたい事に、私立小に通っていると私立中受験には有利な事も実感してきました。やはり先生同士の紹介とか推薦があるし、やはり私立小は私立中の受験専門校のようなものなので先生たちも詳しいのです。
以前は私立中学に娘を通わせることを大反対していた主人です。
まず私立中学は富裕層が集まるすごく特殊なところ。そこで一般家庭の我が娘がうまくやっていけると思わないし、やっていけたとしても、将来に役立たないだろうと。。。
仰ることはわかりますが。。。
ただやっぱりちょっと時代背景も変わってきてそうばかりじゃなくなってることもあるようです。それに我が家と同じ立場で同じ私立小学校にスカラシップで入学し、私立中学に進学した子たちを目の前で見てきています。
それに、私立小学校に通わせると私立のいいところがやっぱり見えてきてしまうんですよね。。少人数制で先生たちの目が行き届いてることや設備が素晴らしいこと、音楽で活躍できる場が多いこと。そして今の時点で有利な立場が見えてきたという事。そうすると、あれだけ反対してた主人も「私立中、いいよね」ってころっと人が変わりました。。。
なので、大抵のこの地域の子供はグラマースクールのみの受験、もしくは私立中学のみの受験とキッパリ分かれてそのための準備だけをしていくのですが、娘は両方の学校を受けることになりました。(受験しない子たちももちろんいます。特に公立小の子たちは。地域によっては受験する中学校がないところも多いです)
だから9月にまずグラマースクール受験がありますが、その後私立中学の受験も徐々に数ヶ月に渡り関門をくぐっていく事になります。
両方受験なんて周りにあまり居ないので、一番かわいそうな立場に置かれてしまった娘です。。。
お気の毒に。。。
そのうち、私立の音楽スカラシップのテストも入ってきますので、バイオリンの練習も怠れません。
本当はね、お金に余裕があったら私立受験のみにしてあげたかったよ。。。
まあ頑張ってくれたまえ!としか言いようがないですね。。
でもきっとこの子にはそんな試練を乗り越える体力はあると信じてます。
少なくてもイギリス人よりは逞しく育ててきてますのから。。