イギリス国内には何箇所か文部科学省の認可を受けている日本人学校や補習授業校があるのですが、日本人学校は平日通う全日制に対し、補習授業校は平日は現地の学校やインターナショナルに通い、週に一度だけ土曜日の午前中だけに通って、国語のお勉強をします。地域によっては算数を取り入れていたり時間帯が違うところもあるようです。


ルピはイギリスの小学校ではYear1といって1年生ですが、日本ではまだ年長の歳です。4月からピカピカの1年生です。

それに伴い、ルピもいよいよ日本人補習授業校に入学できる歳になりました。

大雑把に言えば、イギリスに住んでいて、ある程度日本語ができていれば入れるのですが、数年前から入学にあたり簡単な面接が行われるようになりました。会話が成り立たない場合は、授業についていけないとみなされ、入学許可をもらえないこともあるそうです。


ルピの場合は、英語混じりの日本語になってきていて、発音も英語訛りな日本語になってきているのですが、私との会話は9割以上日本語ですし、日本のおばあちゃんや他の日本人の方(お友達のお母さん)とも会話はできているので、面接自体はそんなに心配していません。面接は本来は今週末だったのですが、今週末はダンスのコンクールの為、今月末に変更していただきました。


イギリスに住んでいる日本人のお母さんは、子供が生まれると殆どの方が日本人補習校のことを一度は考えるようです。

ただ、現実的に実際子供が入学前の歳になると諦める方もすごく多いようです。


我が家は私が自分の子供とは絶対に日本語で会話したいという拘りがあったので、赤ちゃんのころから頑張ってきました。

でも、これは本当に簡単なことではありませんでした。自分がいくら日本人でも、子供が日本語をしゃべれるようになるのは、努力しないと無理なことがとてもよくわかりました。


ルピも今まで日本語は割と順調な方だったのですが、こちらの小学校入学とともに断然英語レベルのが上になりました。もちろん英語できないともっと困るので、仕方ないのですが、日本人の親としては淋しい事です。


近くに日本人ミックスの子供はたくさんいるのですが、日本語を上手に話せる子は正直殆どいないです。幼稚園に入るころからみんなどんどん英語が上達します。特にお友達=英語と成り立ってしまうのか、日本語が話せるお友達と会っていても、子供同士はもう殆ど英語の会話です。時々親が気づくと、「xxxちゃんは日本語話せるんだから、日本語で話してー」と言ったりしてみるのですが、ルピの場合は恥ずかしいとかより、とりあえず英語がの方が楽だからという理由で英語を使っているようです。。

最近我が家は兄弟同士でも英語の率が高くなってしまいました。。ママの前では日本語で話して欲しいとお願いはしているのですが。。


だいぶ日本語には努力してきた我が家でさえもこの様子なので、そこまで努力してこなかったご家庭はもう子供が一切日本語話さないとか、親はなんとか日本語で話して子供は理解しているけれど、返事は絶対に英語というご家庭の話をよく聞きます。

英語で説明しないと理解してくれてないということで、叱るときや大事な説明はもう英語にしてしまってる親子も多いです。。。

そんなこんなで、補習授業校入学前のころには諦めてしまう親御さんも多いようです。それでもなんとか日本語頑張って欲しいという事で、頑張って入学させてるご家庭も多いようです。

そうそう、ひらがなもとりあえず一通りは読めないといけないようです。我が家はこれもクリアしてますが、やはりある程度前からこれはやってこないと、なかなか急には無理ですからね。。



そして、他の理由でも入学を躊躇う親御さんは多いです。

毎週土曜日の午前中通い続けるという事。我が家からも45分は車で片道かかる距離です。我が家も時間やガソリン代の事を考えると躊躇することもありました。往復している間になにかもっと役立つことができるんじゃないか?と。。。

それに土曜日の午前中といえば、他の習い事もたくさん選択肢がある日なので、我が家も一時期悩みました。

更に宿題がかなり多いと聞いています。というのも、日本の普通の小学校と同じ教科書に沿って授業が進められていくのですが、土曜日に2時間半ほどの授業で、日本の小学校に通う子についていかなければならないという事は宿題でカバーするしかないのですよね。。。

先日説明会に行きましたが、宿題は毎日少しずつやれる習慣をつけてくださいという事でした。これは毎日プリントをやって机に向かう習慣が一応できている我が家でさえも、補習校の宿題を毎日少しずつに振り分けれるか自信がないです。まとめて一気にやらせてしまうかもしれません。。。内容によるのですが。。。

説明会に来ていた親御さんのほとんどの方がこの宿題をやりこなせるか、毎週土曜日朝早く起きて通えるか、、、ということを恐れていました。。。


我が家も何年続けられるかわかりませんが。。。他の習い事によってはそちらを選択することもいずれあると思います。

ただ、この日本人補習授業校は1年生から入らないと途中入学はレベル的にかなり難しいと思うので、まずは1年生から入ってみたいと思っています。他にもっと力をつけたい習い事や特技に出会えばその時まででよいと思っています。それが例え、1年後でも2年後でも。


我が家は日本語を伸ばすのも勿論目的ですが、補習校に行くことによって、日本語が話せるお友達、日本文化が理解できるお友達と出会って仲良くなってもらえたらなという願いが大きいです。今のルピはきっと、なんで周りのお友達は誰も日本語話さないのに自分だけ日本語勉強しないといけないのと思っていると思います。

今まで親子で頑張ってきた日本語を発揮する場といったら大げさですが、ルピには今まで頑張ってきたことに自信をもってもらえたらなと思っています。そして日本語のモチベーションアップに繋がってもらえたら。。。




3年間頑張ってきた、家庭保育園のキララがあと少しで終わりそうです。ルピよりちょうど1年年上の私の妹の子が幼稚園卒園ころに、ちょうどキララを終了しましたので、我が家もそれくらいを目標として頑張ってきました。(ただ、我が家は長期里帰りとか緩くやってた時期もありその甥っ子よりは遅れ気味ですが) 最近の目標としては、とにかくこの補習校が始まる前にはキララを終了させておきたかったので、順調にいけばそれまでには終了しそうでほっとしています。

本当はキララのあとの国語の通信とかを考えていきたかったのですが、この補習校が始まったらかなりもういっぱいいっぱいになりそうです。。。まあ今までやってきたので、何かできなくもないかもしれません。

でも、もう日本語ばかりに時間を費やしていられなくなってきたのが現状です。。。英語もしっかり力をつけていってもらわないと、これから苦労するでしょう。算数はピグマリオンで暫くカバーしていく予定です。


なので、とりあえず暫くは日本語のお勉強は補習校の宿題をこなすというのを目的として、時間の余裕があるときに既に買ってまだ終わってない問題集(ハイレベの漢字や日本語論理トレーニング、隂山メソッドの音読プリントなど)でカバーしていきたいと思います。補習校は基本、音読やひらがな、カタカナ、漢字の書き取り中心だと思うので、読解や作文は少しでも家でカバーしていけたらいいです。

とりあえず4月に始まって様子がわかってから、また家庭学習のことなど考え直していきたいと思います。