23時14分、暴風警報が発表されました。

現在発表されている警報は、暴風・大雨警報です。


平成26年 台風第11号に関する近畿地方気象情報 第5号

平成26年8月9日22時35分 大阪管区気象台発表
 
(見出し)
近畿地方は、10日夕方にかけて大荒れの天気となる見込みです。土砂災害、うねりを伴った高波、暴風に厳重に警戒してください。また、浸水害、河川の増水やはん濫、高潮に警戒してください。
  
(本文)
強い台風第11号は、9日21時には足摺岬の南約60キロの北緯32度10分、東経132度55分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心の南東側170キロ以内と北西側130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
また、中心の南東側500キロ以内と北西側390キロ以内では風速
15メートル以上の強い風が吹いています。 台風第11号は、これから10日明け方にかけ、四国地方にかなり接近し
上陸する見込みです。その後、次第に速度をやや早めながら、中国地方または近畿地方を通過する見込みで、近畿地方には10日朝から昼前にかけて、最も接近するでしょう。

[雨の実況]
降り始めの8日9時から9日22時までの総降水量(アメダスによる速報値)は、主なところで

和歌山県
 田辺市本宮    420.5ミリ
 古座川町西川   299.5ミリ
奈良県
 十津川村玉置山  291.0ミリ
 上北山村小橡   275.5ミリ
滋賀県
 甲賀市土山    204.5ミリ
兵庫県
 養父市大屋    177.5ミリ
京都府
 南丹市園部    171.0ミリ
大阪府
 熊取       163.5ミリ

[雨の予想]
土砂災害に厳重に警戒してください。近畿南部では、10日未明から昼前にかけて、局地的に猛烈な雨が降り大雨となるおそれがあります。
 
 10日にかけて予想される1時間降水量は、多いところで、
  近畿北部   60ミリ
  近畿中部   70ミリ
  近畿南部   90ミリ   
 10日00時から11日00時までの24時間降水量は、多いところで、
  近畿北部  200ミリ
  近畿中部  300ミリ
  近畿南部  400ミリ
 
[風と波の予想]
10日夕方にかけて非常に強い風が吹き、これから10日朝にかけて、近畿中部と南部の海上ではうねりを伴った猛烈なしけとなるでしょう。

 10日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  近畿北部 陸上 20メートル(35メートル)
       海上 25メートル(35メートル) 
  近畿中部 陸上 25メートル(35メートル)
       海上 30メートル(45メートル)
  近畿南部 陸上 25メートル(35メートル)
       海上 30メートル(45メートル)

 10日にかけて予想される波の高さ(ピーク)は、
  近畿北部   5メートル 
  近畿中部   9メートル うねりを伴う
  近畿南部  10メートル うねりを伴う
 
[高潮の予想]
近畿地方では大潮期間となっており、高潮の発生するおそれがあります。
近畿中部と南部では、台風の接近によりさらに高くなるおそれがあります。
満潮時を中心に高潮に警戒してください。

         警戒を要する時間帯     最高潮位(標高)
近畿中部     10日未明から昼前     190センチ  
近畿南部     10日未明から朝      210センチ

[防災事項]
土砂災害、高波、暴風に厳重に警戒してください。浸水害、河川の増水やはん濫、高潮に警戒してください。
竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。 

[補足事項]
最新の台風情報や、地元気象台の発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。
次の「平成26年 台風第11号に関する近畿地方気象情報」は、10日05時30分頃に発表する予定です。