涙、涙…零れ落ちるその前に

願いをひとつ叶えておくれ


遠ざかるものをこの胸に
もう少しだけ留めていたい


ボタンの掛け違えで離れたけれど
戻すことはしなかったね


遠く離れた二つのボタンは

掛け直しても
違うだれかと出逢うだけ


君はそれを知っていたから…

涙、涙…零れ落ちたその後に


ボタンをぱちんと留めるように

君の想いを留めていたい






現像されないフィルムほど
哀しいものはない

とりあえずでいいから
セピアに染めて欲しいのに


過ぎた話と笑えるくらい
図々しい女じゃないわ

アルバムに挟んだら
もう
貴方の笑顔で泣いたりしない


辛かったはずの恋なのに

繰り返すのはいつも
彩つきの過去達


車は黒と
こだわっていたけれど

どうしてかしら
緑のシャツを覚えてる


変わらないものは
変わらないことだと言えるのは
幸せかもね

変わらないものは
変わらないことだと言えるのは
幸せかもね






朝の陽射しに背中を押されて
今日も一歩踏み出せる


前にある道は
いつもと同じ道だけれど

昨日よりも
確かに踏みならされてる



信号は
このタイミングで待つとか

公園のポールは
真ん中の二つを通るとか


決まりを外すと気持ち悪いのに

違う通りを歩いてみると
少しの不安を残して

小学生のような
わくわくが込み上げてくる



再び背中を押されている
自分に気が付く

今は自分自身の手で…



そうして今日も戦場に赴く
帰りを待つすべての為に


踏みならされた道は
平和への礎となる為に