持ち前の打たせて取る投球が高く評価されている。
コロラド・ロッキーズの菅野智之がおよそ3週間ぶりの先発登板で見事な投球を披露した。現地時間7月18日(日本時間19日)、本拠地クアーズ・フィールドでのシンシナティ・レッズ戦で6回1/3を3失点に抑え、チームの10対3の勝利に貢献。菅野は後半戦最初の登板で、今季9個目の白星を手にしている。
今月上旬に背中の張りを訴え、負傷者リスト(IL)登録となっていた菅野は、この日が戦列復帰初戦のマウンド。味方打線が3回までに8点を奪うなど序盤から大量リードの援護を受け、ソロ本塁打を2本浴びるも、久々の登板で77球を投げ、手堅いピッチングでゲームを作った。
ロッキーズの情報を発信する『PURPLE ROW』は、レッズ戦のゲームレポートにおいて、日本人右腕のパフォーマンスに対し賛辞を並べた。「菅野は今季何度も見せてきたような見事な投球を、この日も披露した。負傷者リストから復帰後初登板とは思えないほど、内容は圧巻だった」と綴っているほか、「課題のソロ本塁打はこの日も2本浴びた。いずれも(ホセ・)トレビノに許したもので、相手に今季2、3号を献上した形となったが、それ以外ではほぼ完璧だった」と振り返っている。
また、「非常に効率の良い投球で、6イニングのうち4イニングは10球以下で終了。7回途中で降板したものの、最終的に6回1/3を投げ、6安打3失点(自責点3)にまとめた」とその内容を称えており、この日、軸となった球種にもフォーカス。同メディアは、「77球の内訳を見ると、シンカーとスプリッターをそれぞれ26%ずつ投じ、カッター18%、スライダーとフォーシームをそれぞれ13%、カーブは3球のみ。今季はフォーシームの使用率が22%と最も高かったが、この日は13%まで抑え、変化球主体の配球で相手打線を翻弄している」などと説明した。
さらに、菅野の投球のクオリティーの高さは指揮官のコメントに表れており、ウォーレン・シェーファー監督は試合後、「ストレートの制球が素晴らしく、球速も出ていた。スプリッターも非常に良かった。我々が必要としていた投球そのものだった」と語っている。
菅野はこれで、昨季記録した勝利数まであと1勝と迫った。後半戦、今後のマウンドでもどれだけ白星を増やしていけるか、大いに楽しみだ。


