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自然のリズムと魂の喜びに沿う暮らし
里山絵本コーディネーター![]()
Crystalupinus
の晶子です
絵本「ルピナスさん」(原題:Miss Rhumphius)から
魂のミッションを受け取り、
本来の自分との対話から得た気づき、
人の素晴らしさと世界の美しさをお伝えしています。
「ルピナスさん」については → こちら
七十二候は、啓蟄の末候「菜虫化蝶(なむしちょうとかす)」
冬を過ごしたさなぎが蝶と化す頃。
啓蟄に入り雪や冷たい風が吹く日入り混じりながら、
啓蟄の日、動き出した小さな世界を前編でご紹介しました。
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そろそろかな?と、あたりをきょろきょろしながら歩きましたが、
けれど、通勤路を往復し、途中の公園をひとまわりするだけでも、
人の手入れが行き届いた花壇も
植物が自由に生きている一角も
日を追うごとにその姿を変えて、
オニタビラコ
左の写真は3日前の蕾。右の写真は同じ株が開花したところです。
フクジュソウ
左は2/28のもの。こちらは逆に開花時期を過ぎました。
まだ花が残っているんだとびっくりしました。
ナズナ
別名ぺんぺん草。子どもの頃よく遊びました。
通勤路の「足元植物園」は、今日もにぎやかです。
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足元の世界の豊かさを教えてくれた絵本作家がいます。
2023年に93歳の生涯を全うされた甲斐信枝さんです。
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絵本『ちょうちょはやくこないかな』
甲斐信枝 作 / 福音館書店
*著作権保護のため、現段階では、リンクのみ掲載しています
ちょうちょが来るのを待つちいさな草がいました。
いっしょうけんめい花を咲かせ、甘い蜜も用意して待っているのに、みんなほかの花へといってしまいます。
「ちょうちょ、はやくこないかな」と首を長く伸ばして待っていると…
作者の甲斐信枝さんの、ちいさな命への温かくやさしい眼差しが胸いっぱいに広がる絵本です。
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「ちょうちょはやくこないかな」と待っている草はオオイヌノフグリです。
花の形が犬の睾丸に似ているところからついた、ちょっとかわった名前を持つ小さな草です。
甲斐さんには、この青いかわいらしい花たちの声が聴こえていたに違いありません。
わたしも、群れて咲くオオイヌノフグリを見つけた時、思わず
「早くちょうちょ来てくれるといいね」
と呼びかけてしまいました。
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2017年、京都嵯峨野の里山で、子どものように目をきらめかせて生き物たちを追いかける甲斐信枝さんの姿を追ったドキュメンタリー番組が放送されました。
ほんの一部ですが、こちらでその時の様子を見ることができます。
NHKスペシャル
『足元の小宇宙Ⅱ
絵本作家と見つける“雑草”生命のドラマ』
雑草たちの勢力争いを描いた絵本『雑草のくらし』は、大変話題になりました。
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まるでせみ取りの行く子どものように、野原を駆け回り、
寝そべったり這ったり、満面の笑顔で綿毛を見つめたり。
甲斐さん、とにかくかわいらしいのです。
そういう甲斐さんだからこそ、植物も虫たちも、とっておきの姿を見せてくれるのでしょう。
そういう甲斐さんだからこそ、植物や虫たちの日常が、光を放って見えるのでしょう。
わたしは、こんな風に大地や生き物たちと言葉を交わしながら
年を重ねていきたいと思いました。
わたしの通勤路も、今を一生懸命生きている生き物たちがいっぱいです。
足元植物園は年中無休で、来園者の来るのを待っています。
ノゲシ 『のげしとおひさま』という甲斐さんの絵本があります
どうして今まで氣がつかなかったんでしょう。
足元の生き物たち。
空をゆく生き物たち。
見えないけれど存在を感じられる生き物たち。
愛おしい存在たちがそこにも、ここにも。
彼らは、一生懸命生きる姿を見せながら、暦を刻んでいます。
暦は、移りゆく自然をたんねんに読み取ったもの。
生き物たちが教えてくれる季節のうつろいに目を向けると
人間も、自然の一部だと、思い出すことができるのです。
見ようとすれば
今日も会えます









