2010W杯 予選ブロック 【日本×カメルーン】
■総論
良く守った。びっくりするぐらい良く守った。
日本は、ここ数日で変更した超守備システムが功を奏した形となった。
今回の1点はほとんどマグレだったが。
いつもの日本なら、先制点を取っても、確実に後半残り20分、通称『魔の時間』辺りから大逆転を食らっていた。
しかしながら、これまでの日本代表になかった『1トップ』という位置付けが、
その魔の時間を耐えさせたのかも知れないと作家は見た。
1トップは誰でも良かった。この試合のキーポイントとなるのは、松井と大久保だ。
二人とも、フォーメーションではMFと位置付けられた。
これがもし、3トップとの位置付けであれば、やるべきことが全く同じであっても、
この二人の選手の意識が違っていただろう。
サッカー選手というのは、MFと言われることで、FWと言われるよりも無意識的に守備への意識も沸いてくる。
又、アンカーなる新ポジションについた阿部の存在も良かった。
Wボランチ下、バックライン上の微妙な位置に一人いることで、それぞれが担当の持ち場に専念できた。
たとえ阿部が何もしていなくても、そこに人がいる、という意識が大事なのである。
トゥーリオの無謀な上がりも抑えられ、長谷部や大久保の下がりすぎ守備も改善されていた。
つまり、岡田監督が気付いているかは別として、作家的には、
この試合で日本代表が1ステップも2ステップも上がれる要因を発見した。
徹底した意識の改善。
これこそ、これからの日本がすべき練習なのだ。
ぶっちゃけ、精神科医や行動心理学者などに協力を仰ぎ、
意識の持ち方、意識の持続、無意識の意識、を練習に盛り込んでいってもらいたい。
この試合で見せた、たったわずかなことで、選手たちの意識が変わり、
それぞれの役割を充分に全うできた。
全うした結果、勝った。
つまり、ポテンシャル的には日本はカメルーンには勝てるモノを持っている。
そのポテンシャルを最大限にまで引き出せば、日本がW杯で優勝するのも夢ではない。
あ、今回は無理だけど。
サッカー作家