数ヶ月前に図書館に予約してあった 本
「シンギュラリティは近い」
が やっと 回って来た
だが 出だしから 最も苦手な数学だ
テクノロジーの 「指数関数的な成長」
"指数関数的" とはなんだ
以前に読んだ事のある 例え話し
午後11時に ビーカーに細菌を一つ入れ 1分後に二つ分裂した
午前0時に ビーカーは細菌で一杯になった
では ビーカーに半分になったのは 何分前だったか
答えは 1分前 午後11時59分だ
よく考えれば 倍倍に増えるのだから 1分前には半分だ
だが これを読んだ時は 衝撃的だった
そこで 俺は考えた
では 1時間後 午前1時には どうなってるのか
問題
1. ビーカーは 実験室一杯になった
2. ビーカーは 東京ド-ム 一杯になった
3. ビーカーは 日本の面積 一杯になった
1分で2倍 それを繰り返す
2の60乗
電卓で 2× 2× を繰り返してみた
40回目で 12桁の電卓は ゲームオーバー
"E" となった
2の60乗を グーグルしてみたら
とんでもない数字が現われた
驚く無かれ
115京2921兆5046億6,846,976
なんじゃ これは !
これは いったい
どういうこっちゃ !
俺は いまだかつて 見た事のない 驚愕の数字に
驚天動地 ひっくり返りそうに なった
115系 ?
なつかしの 国鉄色 湘南カラーだ
電車の形式じゃないぜ
115京
地球の表面積は
510平方メガメ-トル (Mm2 ) なんだと
では その 1Mm2 平方メガメートル は 10の12乗 m² 平方メートル
仮に ビーカーの直径が10センチだとして それを置いていったら
10cm×10cm=100cm² = 0.01m²
これが 115京2921兆5046億684676個
もう まるでわからん
俺は 何をやっているのか 分からなくなった
完全に 能力の限界を超えている
ただ ビ-カ-を敷き詰めたら
どの位の大きさになるのか 知りたかったのだが
おそらく 地球の規模を遥かに超えているだろう
だが 話しはそれでは終わらない
それは たった 1時間の出来事なのだ
1日 24時間後は どうなってるのか
1年後 では 、、
* * *
数学は 分からないけど
分かったら さぞ 面白いのだろう
という事は なんとなく 分かった ぞ
「指数関数的」 、、、 恐るべし