家庭崩壊の映画 2作品 | Lupin 孤高のブログ (Stand Alone)

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日に3度のめしが食えて 手足をゆっくり伸ばして寝られるベッドがある
昨日と変わらぬ今日が来て 今日と変わらぬ明日が来る
一杯のカップラ-メンで満たされる時 ・・  幸せ

WOWOWで見ました   

 

「淵に立つ」

 

 

 

なんの 予備知識も無く この映画を見た

 

なんて 恐ろしい映画  なんて 不気味な映画で

なんて 厭な映画  悲惨な映画  辛い映画 で 苦い映画だ

 

 

 

 

浅野忠信

なんとも 不気味で とても好い俳優です

 

 

 

 

どこにでもある 親子3人の平凡な家庭に

ある日突然 一人の男がやって来る

 

運命の序曲は 静かに始まる

平凡な家庭の 普段の日常は 徐々に 狂い始め 

そして 突如   決壊する

 

 

これ以上 救われようのないような 結末に

人の世の 生き地獄を見た思い

 

それなのに 映画の余韻が 心の海の底にずっしりと

 "錨" のように 沈み込み

しばらく 抜き去る事が出来ない 

 

見る側に 不気味なほどに想像させる 秀逸な映画

 

 

 

 

唐突な感想ではあるが  食事のシーンを見て 俺は  

朝食には やはり ごはんに納豆と 生卵と みそ汁がいいな と思った

 

 

 

 

 

先月見た もう一つの 家庭崩壊の映画  

 

「葛城事件」 

 

 

]

 

 

全編を見たわけではない 途中から見たのだが

そのあまりの 猟奇的さに 引きずりこまれた

 

 

 

先代から引き継いだ 金物屋を営む男 

家庭を持ち 妻と二人の息子の四人家族

理想の家族を 演じようとしたが 傲慢すぎる男の

常軌を逸した言動に 徐々に家庭は崩壊する

内向的な長男は 結婚し子を持つが リストラされ

挙句の果てに自殺  母親は精神が崩壊して施設に

そして 引きこもりから 大言壮語の次男は 

ついに 通り魔無差別殺人を起し   死刑

すべてを 失った男は 自殺を図るが 未遂に終わる

 

これ以上はない というほどに最悪の結末

いづれ もう一度見なければならない  (10月20日再放送予定)

だが この映画も 心の底に錨が突き刺さり 

当分 引き抜く事が出来ないだろう

 

 

 

 

 

*    *    *

 

 

 

これから 結婚を控えて 

いつも笑いの絶えない 明るい家庭を築きたいと願う人で

少し勇気ある方には 是非ご覧下頂きたい

将来 起こりうる 大きな悲劇から あなたを守ってくれる

一助になるかもしれない

 

 

 

世の中 ゲス不倫が横行 している

僅かな心の隙間に生じる 軽率な行為から 

笑顔の絶えない 理想の家庭は崩れて行く

 

けして 作り話 フィクションとは言えない 二つの映画は 

理想と現実の 非情さ 惨さを思い知らしている

だから "後味の悪さ"="最高の快感" と評されるわけだ

 

 

 

 

なぜ めぐり逢うのかを 私たちは何も知らない 

 いつ めぐり逢うのかを 私たちはいつも知らない

  ~ 縦の糸はあなた 横の糸は私 ~

運命の糸の 織り成す "仕合わせ"  (めぐりあわせ) は

いつも  "幸せ" であるとは 限らない