【ツヨシは今、認知症の診断を受けて要介護2。

生存率10%と言われた重度の急性膵炎から持ち直し

落ちた機能を復活すべく老健に入所中です】

 

【登場人物】

 

ツヨシ…カベ子の父親。老健に入所中。認知症要介護2。

カベ子…ブログを書いている人。

アキくん…カベ子の旦那さん。

カベ男…カベ子の弟。電柱みたいに何にもしてくれない。

幸子さん…カベ男のお嫁さん。

凜ちゃん…カベ男と幸子さんの赤さん歩くラブラブ

1号、2号、3号…8歳ニコニコラブラブ、6歳ニコ音譜、4歳照れラブラブになるカベ子の子どもたち

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

老健Sさんが名乗りを上げてくださったんですが

携帯電話の持ち込み不可というルールに不安になったかべ子。

携帯電話よこせ―!と騒いで不穏がひどくなり

在宅に戻るしかなくなってしまう未来を予想すると

とにかく不安で。

 

退院が近くなり、一度お見舞いにいったら。

 

テープオムツは不要になっていて。

リハパンを履いて

トイレも自分で歩いていくし(後ろに見守り有)

食事も自分でするし

着替えもできる状況で

 

スーパーの往復で

1.6km歩いていた頃と違って

300m程度しか歩けない

ってことを除いたら

一見、以前と変わらない感じになっていました。

 

あやや・・・

こりゃ要介護3は無理じゃないか・・・?

 

ただ、低栄養と低体重の改善の為に

ヘルパーさん週2で入れても

週3で入れても

週4で入れても

結局、自分が好きなものを食べて

低栄養になり低体重になり急性膵炎になり

生死をさまよった訳で。

 

病状落ち着いても

家に帰れますとはなりません・・・

死にに帰るようなものなので。

 

ビールはダメだって

何度もいっても

在宅に帰れば

這ってでも外に出ていくだろうし

スーパーに辿り着けずに

警察のお世話になることもあるかも知れない。

 

アキくんに相談したら

 

アキくん「お父ちゃんの携帯のこだわりなんかより

老健入所一択でしょ」

 

と背中を押してもらい。

まぁ不穏になったらその時に考えよう。

そう思い決心しました。

 

カベ男夫妻にも相談したけれど

特に反対はありませんでした。

 

さぁ、老健Sに向けて動こうと思ったら。

 

次に問題が起きたのは入院している病院で。

 

病院から病院の包括ケア病棟に行く場合は

情報提供書は簡単なものでいいんだけど。

老健Sは医師の書いた診断書を求めたらしく。

なんていうか・・・病院の相談員さんが

診断書を書くのを嫌がりまして。

 

病院相談員「診断書だと・・・医師に書いて貰うんだけど

なかなかすぐには書いて貰えないんですよね。

診断書も何通も書くとね

作成料の負担はかべ子さんの家にいくのでね。

とりあえず包括ケア病棟に行ってから

ゆっくりしたらいいと思うのよ。

うちはね、ご家族さんの意志を尊重しますよ。

やっぱり老健さんで準備するのは大変なんじゃないかなぁ?」

 

そんな言い方でした。

ご家族の意思を尊重するから

まずは包括ケア病棟にいって

ゆっくり準備したら?と。

 

いやいや・・・

診断書を先生に書いて貰うのを

頼むのが嫌なんですよね??

 

診断書の作成料と

包括ケア病棟に行ってからの

ショートステイにかかる料金と

仕事を休んで再度送迎する負担。

比べたらどっちが大変かなんて

考えるまでもないので。

 

かべ子「老健Sは、私が希望していた施設です。

折角受け入れ態勢が出来ていると

言ってくれているのに

それを断るのは筋に通りませんよね?

老健Sを第一志望で行きたいです。」

 

病院相談員「そういうことなら先生にお願いしてみますけど。

早く書いてくれるお約束はできませんよ。

あと、私は病院の相談員担当なんですけど

老健の担当は別になるので

そちらの担当にも引き継ぎますね。」

 

と、言われ。

行き先が病院、老健で担当する人が違うのは

病院の都合で私には関係ないので。

スムーズに話が進むといいなぁと思いながら。

その場ではやり取りが終わりました。

 

老健Sに、すぐに電話して

次の日に施設見学をしに行ったら。

なんだかんだと仕事の早い病院さんが

その日のうちに診断書を送ってくれたそうで。

 

そこからは

アッ!という間に退院まで行きました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。