タイトル通り。
信頼は積み重ね。

そして、たったひとつの出来事で、信頼は失われることもある。
いずれにしろ積み重ねていかないと、勝ち得ないもの。

今朝、保育園に行くと下駄箱で園長に遭遇。
嫌な予感がしつつ挨拶すると
「私も考えたんだけど、お母さん、ジーンちゃんのいいところを見つけてあげたらいいと思うんです」
いいところ?よく食べるとか、そういうこと?
「ろう学校とかの先生とかとね、ここよりいい環境のどこか、探してみては?」
出た‼退園勧告。ついに難聴児を保育することを放棄したな。

「そうですね、もっといい環境を探しますね」なんてお前だけが楽になるセリフ、誰が言うか‼
少し顔をこわばらせたまま、
「補聴器への回答だけはお願いしますね」
といいおいて、立ち去る。

腹もたつし、我が子の人権を蹂躙されて哀しい。
目が悪い子に、眼鏡をかけさせない園はあるのだろうか?足の悪い子に杖を与えない園は?
門の前に書かれた「健康な体と心」とゆう文字。
どこもかしこも悪くない子しか受け入れたくないのか?ここはナチス政権下のドイツか。

送ってからすぐに区役所の保育課に電話。この問題は、保育園の運営をしている課と、入園調整課など、
さまざまな部署をまたいでいるらしく数十分にわたり、各部署の担当と話をする。
区役所としては、難聴だけで医療ケアが必要ない子供であれば集団生活に支障はないとの見解なので
補聴器が原因で児童を拒否するなどあってらならない。と各部署から謝罪を受ける。
そして、園に指導しますので、調整させてくださいとのこと。
理解していただいてありがたいけど、もう園長を信用できないので
こちらとしては、とにかく転園させたいと告げるとその方向で調整しますと言ってくれる。

このタイミングだと転園できても来年度。あと四ヶ月もあの園長に顔をあわせたくない。
そして子供が人質に取られているから毎日作り笑いで挨拶しなきゃいけないかと思うと苦痛。
お迎えも沈鬱な面もちで歯を食い縛りながら行くと。
看護士の先生がにこやかに「お母さん、園長からお話が」

あれ?嫌な予感が。
区が素早く、そしてキツメに指導したようで、園長が急に手のひら返してくる。
「来週から補聴器、つけていいですよ。ジーンちゃんのために、いい環境を作っていきましょうね」
いや、言わされてるよね?絶対本心からそんなこと思ってないでしょ。
張り詰めていたのでちょっと涙腺を緩ませながら
「今朝、園長から別の環境で育てればと言われたので、退園なんだろうなと思ってました」
と先生方の前で暴露。慌てた園長が
「そんなつもりじゃないのよ、ちがうちがう、そんなこと言いませんよ」
涙をふく私、それをニコニコしている先生方と、少しひきつっている園長。
一件落着な雰囲気。

でもね。私にもジーンにも、園を選ぶ権利があると思う。
入園から7ヶ月たって、補聴器はとりあえず園生活全体の一時間くらいから。
とかやっと言っている人たちとは比べ物にならない早さで、こどもは成長する。
これから人工内耳の手術を受けたり、FM の導入なんかもあるし。園の協力が大前提。
この園では、とゆうか園長のもとでは無理。

一度崩れた信頼は、一朝一夕には取り戻せない。