ついに最後がやってきました!!

ちょっと目がウルウル。。。

 

このシリーズのエピローグであります!!

 

ついに20世紀の100年をを駆け抜けました。

 

これがネタ本です。

 

 

アレックス・ロス「ザ・レスト・イズ・ノイズ」

 

かなり、ボロボロになっちゃってますが。

 

 

そのエピローグ。後書きです。

 

 

 

それでは、参りましょう。

 

 

20世紀の初め頃。。。

 

まずは、シェーンベルク。。。その影響力はパンパないですね。

おそらくこのブログでは、最多の登場キャラ。。。

 

20世紀の音楽家といえば、当然、まず、僕だろ?

 

 

 

彼のスキャンダルは

ウィーンのアーティストたちのブルジョア社会に対する反乱でした。

 

 

それはやがて、

戦後のジャズやハリウッドの映画音楽に浸み出してゆきました。

 

 

 

また、アントン・ヴェーベルン

 

僕は当時よりも、後になってから、ブレイクしたんだけどね。

まさかドラッグ・ディーラーが気に入ってくれるとは。。。

 

 

 

コンパクトなヴェーベルンのバリエイションも

世代とともに、変化して、私のご近所の兄貴、ラモンテ・ヤング

に、継承されました。

 

 

そして、モートン・フェルドマン

 

え〜〜、俺も、およびかい?

 

 

彼の不確定な表記法は、周りに回って、

ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」につながり、

 

 

そしてスティーブ・ライヒ

 

僕も名前があがって、よかった。だって、モートンも出てるんだもん。

 

 

ライヒのプロセスは

トーキングヘッズやU2によって

ヒットチャートのトップに潜入しました。

 

 

 

作曲家が、いくら周りに囲いを作っても、

どう思われるかまではコントロールできません。

 

音楽の歴史は、地下にひろがる地球を、

平面図に写し直したフラットな風景のようなものです。

地下は繋がってます。

 

特に昨今のネットワークの無限の広がり。。。

 

 

20世紀のはじめのクラッシック音楽というのは、

ポップに対抗していましたが、今や、そんな風に扱う人はいません。

 

若い作曲家はポップで育ち、その時々で、それを利用したり、無視したりして

 

どういうふうに感じたか?

どう生きていくのか?

ストリートのノイズの間で

模索します。

 

そして、ラフに言えば、

20世紀のクラッシック音楽に対しての

元気なリアクションは

ポップのアリーナから出現しました。

 

ソニックユースの微分音、

華やかで豊富なハーモニーをデザインするラジオヘッド

 

破片的で変化にとんだ拍子記号のマス・ロックや、

インテリジェント・ダンス・ミュージック

 

 

エレジーふうのオーケストラにささえられている

スフィアン・スティーブンスや

ジョアンナ・ニューサムなど、。。。。

 

クラッシックとポピュラーの会話を引き繋いでいる。

また、ビヨーク、オズヴェルド・ゴリジョブ

など。など。あげてると、きりがありません。

 

 

 

21世紀はフュージョンの時代となりました。

インテリのポップアーティストと外向性のある作曲家は

同じ言語を話す。。。。

 

コラボのオンパレードです。

 

そして、

 

すでにマーラーのシンフォニーや

シュトラウスのオペラと比較するくらいの

濃いキャラが、すでに登場しております。

 

 

トーマス・アデスの「テンペスト」

 

 

 

ジョン・アダムスの「ドクター・アトミック」

これは例のピーター・セラーズとのコンビなので、

是非、見てみたいです。

 

 

 

そして

ゲオルク・フリードリヒ・ハース「イン・ベイン」

 

 

 

 

この21世紀の音楽家というのは、

あれやこれやと、分けたりくっつけたりして、

そのスタイルの境界線が、曖昧になっている事は、

今までに述べました。

 

つまりなんでもあり。。。。

 

しかしこれは、別に新しい事ではありません。

 

一つの事に固執するメリットがあるとかないとか

そういう討論はとっくに終わっています。

 

 

14世紀に当時にポピュラーだったアルス・ノーヴァという音楽形式に

違うタイプの方法を取り入れた作曲家は物議をかもしました。

 

17世紀、モンテ・ベルディの強いメロディは、

当時の多声音楽がメインのルネッサンス時代には、

下品だと言われました。

 

19世紀、ロッシーニのコミックオペラは

ウィーンでは、ベートーベンの後期の内部のなぞに迫るような四重奏とは

真反対にあると判断された。

 

 

なんでも新しい事というのは、いろいろ言われるもんですからね。

 

しかし、

 

永遠の論争に失敗してこそ、パワーを得ることができる!

 

そのために

文化の軸をズラし、名付け親のような役柄になりきって、

新いものを吸収する。

なぜなら、

 

新しいものは、過去の全てが吸収されているから。。。。。

 

 

たしかに!

 

 

このご時世、クラッシック、コンテンポラリーの音楽家が

急にブレイクするなんて事は、ないかもしれません。

 

しかし、作曲家たちはひとりひとりには

「個人の持つ強度」というものがあります。

 

 

そのパワーを磨き、形にして、複雑かつ強大なエネルギーをそそぐ!

そして、

 

雑音から沈黙までの残像の間を

 

 

横切る。。。

 

 

 

ドビュッシーは言いました。

 

 

「想像の国は地図上では見つけることができない」

と。

 

 

 

 

********おわり*******

 

 

 

 

以上。

アレックス・ロスの「ザ・レスト・イズ・ノイズ」のざくりまとめを

すべて終了いたしました~~~!!

 

パチパチパチパチパチ。

 

いや〜〜

ドビュッシーで終わりましたね〜〜。

 

 

この500ページの本を英語で読むのに、なんと、2年もかかりました。

ひえ~~!

 

わたくしは、アメリカ在住30年以上なのに、英語の読書が苦手。。。

と、いうきっかけで、はじめたこのブログ。

 

書き始めたのは、1年半前です。2019年7月13日でありました。

20世紀の西洋音楽史「ザ・レスト・イズ・ノイズ」を読む宣言をいたしました。

 

これが、最初のブログです。

 

https://ameblo.jp/lunnamenoh/entry-12493670614.html?frm=theme

 

 

 

自分の勉強の為に書き始めたのに、

今まで、読んでくださって、本当にありがとうございます。

涙。涙。涙。

 

 

現在2020年、12月30日であります。

20世紀の音楽の歴史を勉強して、そしてこのブログを書いて、

本当によかったと思います。

 

いろいろな音楽家たちの苦悩や努力や人生を知る事ができました。

 

 

歴史に奔放されながら、各々の運命と戦いながら、順風あり逆風ありで、

作品を残している音楽家たち。。。

 

みんな戦ってたんだなあ~と。

つくづく感心いたしました。

 

 

で、

だったら自分の人生はどうよ?

 

と、自身を振り返ってみました。そしたら、

 

私、なにやってんだろ?

 

という大きな疑問も生まれたのも事実です。

 

それで、

 

 

 

だったら、。。。。

 

自分もアーティストで、音楽も作ってるし、

 

今までかなりの時間を生きてきて、

いろんな苦悩や努力、

途方もない数え切れない失敗や、

 

チョビッとの、数少ない成功もあった。。。

 

そんなこんなについて、書いてみようと思いついたんです。

 

で。

 

じゃーーーーーーんん!!

 

((((( 新しいプロジェクト発表!!! )))))

 

note というのをはじめます。

 

パキパキ!

 

こちらも、このブログのような連載もので、こんな書き方で、

 

年代ごとの順を追って書いてゆこうと思います。

 

ちがうのは、

出てくるのが、歴史に名前を残している作曲家たちではなくて、

 

まだ、名前を残していない。。。。

 

私だけ

 

です。てへへ。

 

 

 

もしよかったら、引き続き読んでみてくださーい。

 

https://note.com/gogolunna

 

それでは、皆様!!note でお会いしましょう!!

ありがとうございました!!

 

瑪瑙ルンナより。